もうすぐ4つの‘そ’ちゃんの部屋
町田か邸にて。
数日前お住まいを訪れると、
階段下の空間が、
‘そ’ちゃんの部屋に
なっていました。
ちゃんと寝る場所も
お片付けする場所も、
お勉強机もある、
最小限の間。
家族の気配を感じつつも、
集中できる場所。
窓も障子もあり、
風通しと温もりの調整も可能。
少し覗かせていただきましたが、
居心地よさそうです。
町田か邸にて。
数日前お住まいを訪れると、
階段下の空間が、
‘そ’ちゃんの部屋に
なっていました。
ちゃんと寝る場所も
お片付けする場所も、
お勉強机もある、
最小限の間。
家族の気配を感じつつも、
集中できる場所。
窓も障子もあり、
風通しと温もりの調整も可能。
少し覗かせていただきましたが、
居心地よさそうです。
町田か邸にて。
玄関土間を入ると、
目に飛び込んでくるのは、
右手のカヤの木。
その奥には、
クリの厨房が
鎮座しています。
ほうぼうから入る
光とあいまって、
これらが明るくあたたかく、
和やかな雰囲気を醸し出していて、
建主さんご家族を
象徴しているような気がしています。
町田か邸にて。
完成した様子の報告を再開。
さて、
この家の南東の角の床は、
藤岡の五十嵐さんが
達磨窯で焼いた、
いぶし銀の敷瓦を貼っています。
将来この部分に
薪ストーブが鎮座する
ということもありますが、
角に開いた
掃き出し窓から
太陽の恵みを取り入れ、
それを敷瓦が蓄熱して、
温もりを家の中に
呼び込むことを
もくろんでいます。
一方で夏場は、
バルコニーと格子網戸で
日射遮蔽。
「省エネ」の施策のもと、
なぜか危機的状況にある
伝統工法ですが、
こうして、
単なるデザインではなく、
循環可能な素材を使い、
自然界を遮断するのではなく、
大いに受け入れて、
室内の温熱環境を意識した
仕掛けの結果としてのデザインを
提案し続けていきたいと思います。
横浜あ邸にて。
左官職人、湯田さんたちも絶賛の
竹小舞に同化した
古知屋さんの電気配線。
確かに古知屋さんの電気配線は、
泥に埋もれてしまうのが
もったいないと思うほど、
パッと見て整っています。
また鉄のボックス内に、
クルリと電気配線を
まとめてくれているのも、
他の職人の作業を
配慮してくれているからこそ、です。
見える部分も
見えなくなる部分も、
お互いを気遣い、
お互いを讃え合う。
「伝統工法」とか関係なく、
いい家、いいモノを
作るうえでとても大事なことは、
こうしたことが
自然と生まれる
いいチーム作り
なのだと思います。
先週土曜日は、
カキシブ隊を結成したのですが、
その時改めて感じたことは、
カキシブ隊は、
木の勉強になるということ。
大工が刻んだ材木に
一本残らず柿渋を塗るのですが、
持った時の感触、重さ、香り、
木目の表情、反りや曲がり、
一つ一つ違うことに
気づかされます。
そして、
木は木表側に反るとか、
赤身や黒芯の木は重いとか、
板目とか柾目とか、
教科書に書いているようなことを
肌で知ることができます。
眺めるだけではく、
材木に手を施すことによって、
感じられることがたくさんあります。
素材だけではなく、
大工の息づかいも。
建築を学ぶ学生さんなどには、
ちょうどよい機会かもしれません。
本格的な春の訪れを思わせる
あたたかい陽気、
花粉症を除けば
たいへん心地よい空の下、
今年初のカキシブ隊を
結成しました。
参加者は、
建主さんご夫婦、
建主さんのお母さま、
建主さん奥さんのお父さま、
いつもご参加いただいて
本当に頭が上がらない
日野の‘い’さん、
木の建築を勉強中の
左官職人‘や’さん、
きらくなたてものやから3名、
合計9名による作業。
今日は、
垂木、土台、小屋梁を塗りました。
皆さんがガンバッタ
ということもありますが、
晴れていてよく乾くので、
気のせいかいつもよりも
作業効率がよかったような気がします。
この調子で次回は3/30!
また晴れるといいな。