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2012年12月25日

外壁の板貼り開始

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

大工衆三人は、
寒い中一日中、
外の足場を徘徊。

三人で外壁の板を
貼り始めています。

現場も大詰め。

2012年12月22日

土間に厨房の歌

カテゴリー: 二宮し邸

おかえりと

言う母の背見て

予想する

ごはんはぼくの

好きなものかな

(撮影:畑拓)

二宮し邸は、
入口の戸を入ると
約7畳の土間があり、

その土間に
厨房があります。

ということは、
家に入ってすぐ厨房。

そこでお母さんが
晩ごはんをを作りながら
帰りを待つ姿を見て、
子どもは育っていきます。

灯りにともる野地板の歌

カテゴリー: 二宮し邸

竹小舞

かいた日の夜も

漆喰を

塗った日の夜も

この屋根の下

(撮影:畑拓)

仲間とともに
竹小舞をかいた日、

休みの日ごとに
現場へ来ては
一人漆喰を塗った日、

恐らく時間を忘れて、
気がつけば
日が暮れていた、という日も
あったことかと思います。

上棟してからまもなく、
屋根ができていたので、

そんな姿を
この屋根は全て
見てきました。

月も交じって

カテゴリー: 二宮し邸

格子戸を

開けて家族を

見上げれば

月も交じって

「おかえり」の笑顔

(撮影:畑拓)

夜家に帰り、
居間のある西側を望むと、

吹抜けの窓から
月が見えたことが
あるそうです。

家に居ながら
家族とお月見。

きっとそこには、
幸せな空気が
流れていることと
思います。

2012年12月21日

灯りはホントに難しい

カテゴリー: 横浜港南あ邸

横浜あ邸にて。

照明計画を考えるため、
しばし木組みとにらめっこ。

本音を言うと、

何も付けたくない、
何もぶらさげたくない(笑)

伸びる垂木

カテゴリー: 横浜港南あ邸

横浜あ邸にて。

この家は、
道路に向かって
ずーっと伸びる屋根が
印象的な家です。

約11mの垂木。

しばらくしたら
野地板が貼られるので、

これが見えるのも、
あともう少しです。

しかし五十嵐さんが
達磨窯で焼いた燻し瓦が
載る姿も楽しみ!です。

空が見えるのは

カテゴリー: 横浜港南あ邸

横浜あ邸にて。

建前から五日後。

今はまだ、
空が見えていますが、

もうじき野地板が
貼られる予定。

年内には、
空が見えなくなる
予定です。

黒の木箱と青空の歌

カテゴリー: 二宮し邸

いにしえの

技が拡がる

夢乗せて

黒の木箱は

青空を向く

(撮影:畑拓)

以前も触れましたが、

この家のおかげで、

たとえかけるおカネが少なくても、
情熱と愛情があれば、

職人の手間を要する
伝統的な建築工法を用いて

豊かであたたかな
家族の器を作ることができるのだ、

ということに
改めて気づかされました。

今後若い世代に向けて、
伝統に学び、
風土に根ざした家づくりを
提案していくうえで、

自分にとって
たいへん大切な
経験となりました。

カヤの木はミタ

カテゴリー: 二宮し邸

笑い声、

泣き声、

怒る声、

全て

生涯私は

静かにききいる

(撮影:畑拓)

二宮し邸の
家の芯にあるカヤの木。

この木がここにいる間、
この家で起こる
全てのできごとを
静かに聞き、
見守っていくことでしょう。

2012年12月20日

土壁の波

カテゴリー: 二宮し邸

土壁の

波を眺めて

思い出す

仲間集った

初夏の休日

(撮影:畑拓)

荒壁土仕上げの場合、
竹小舞の縦簾が
透けるように
見えることがあります。

この模様を眺めていると、
まだ土が塗られぬ、
竹小舞の状態の頃、

そして仲間が集まって
賑やかに竹を編んだ日々のことを
思い出します。