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2012年12月18日

光の鍵盤

カテゴリー: 茅ヶ崎は邸

冬休み

畳腰掛け

足鳴らす

椹に伸びる

光の鍵盤

(撮影:畑拓)

吹き抜けに設ける
キャットウォークは、

よりたくさんの光が
階下に降りるよう、

格子状に作ることが
多いのですが、

下の床には格子の影で
鍵盤上の光が映ります。

とくに冬場は、
陽が家の奥深くまで
射し込むので、

長い長い鍵盤になります。

猫歩きの情景

カテゴリー: 茅ヶ崎は邸

吹き抜けに

誰が名付けた猫歩き

木枯らし吹く頃

猫寝床かな

(撮影:畑拓)

窓のある吹き抜けには、
窓の開け閉めが
容易にできるように、
極力キャットウォークを
設けます。

南面を向いているので、
日当たりがいいこと、
このうえなし。

ですので猫がいる家は、
猫歩き、どころか、
冬場そこが寝床になっていそうです。

厨房脇の横格子

カテゴリー: 茅ヶ崎は邸

客人と家族に開く厨房の

意識をしきる横格子かな

(撮影:畑拓)

茅ヶ崎は邸の厨房は、
ほぼ家の中心の
開放的な位置にあります。

家族の気配が分かる反面、

常に厨房の`身だしなみ’を
整えておかなければならない、
という思いに
かられがちになるのですが、

その重圧を
少しでも和らげるため、
仕切りの位置に
横格子を入れてみました。

手ぬぐいや、
オタマなどの厨房器具を
掛けてもかわいらしいかな、
という思惑もあります。

このままでいいかも?

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

壁に塗った土が
ほぼ乾いてきました。

例年の十二月より
寒い日が続きましたが、

凍ることもなく、
順調に乾いています。

荒壁土の色ですが、
この色、好きだなあ。

貫板が見えていますが、
「このままでもいいかも」という
建主さんの言葉に、
同感です。

灯りに照らされると、
とくに美しく見えます。

とはいえ近々、
この壁は中塗りをかける予定。

湯田さんが塗ることだし、
それはそれで、
また美しい姿に
期待します。

2012年12月16日

小春日和に祝上棟

カテゴリー: 横浜港南あ邸

今年の師走は
例年よりも寒いと感じる日が続きましたが、

今日は少し身体を動かしたら
汗ばむほどあたたかい日。

小春日和とは、
まさに今日のことでしょうか。

そんなお天気の中、
横浜あ邸は上棟しました。

私は所用で
おやつの時間の直前に
現場に到着しました。

現場へは自転車で向かったのですが、

鎌倉街道を走っていると、
丘の上からカケヤの合唱が聞こえてきて、

あれもう小屋梁か軒桁まで
いっているのかな、
と逸る気持ちでペダルを漕ぎ、

到着したら、
もう母屋まで到達、

あと少しで棟木、
というところでした。

間に合ってよかったー。

その棟木は、
私たちの恒例、
建主さんと棟梁の藤間さんに
叩いてもらいました。

本来だったらここで
お茶の時間だったのですが、

日が暮れるのが早い季節なので、
そのまま続行して垂木を組み、

ちょうど日が暮れる頃、
垂木も終了しました。

そしてその後は、
お楽しみのモチ撒き!

近所の方々や
建主さんのお子さんのお友だちや
そのご家族などが大勢集まって、
大盛り上がりでした。

とくに子どもたちは、
両手いっぱいにお菓子などを抱えて
大喜び。

やはり上棟は、
まちのお祭りなのです。

またモチを撒くことによって、
上棟する様子を多くの方々に
見守っていただけるということも
うれしいですね。

それが終わり、
子どもたちの興奮冷めやらぬ頃、
上棟した建物の中に紅白幕を巻いて、
職人たちと上棟祝い。

建主さんにご用意していただいた
食事とお酒を前に、

これまでの大工の労をねぎらい、
また私たちの絆を確かめ合いました。

12月の寒い季節なので、
ご用意していただいた食事は、
お弁当に加えて、鍋!

やはりこの季節、
空の下での鍋は格別です。

また今回は、
建主さんが日本酒の大好きな方で、

ご用意していただいたお酒が
とってもおいしかった!です。

日本酒党の私には、
実にたまらない上棟祝いでした。

なお、
今回この場を準備してくださったのは、
建主さんご家族とともに、
建主さんのお子さんの友だち家族の方々。

奥さんが来月出産予定で
たいへんな時期ということもあり、
お手伝いしてくださったそうです。

上棟祝いの場は、
この頃はたいへん珍しくなり、
またその準備も
正直たいへんだと思いますが、

こうして地域の仲間と
助け合って準備してくださる様子を
たいへんありがたく、
うれしく思いました。

これも一つの「絆」ですね。

絆に溢れた上棟祝いでした。

上棟直後の
1階から見上げた様子。

上棟後の
空を見上げた様子。
垂木が半分進んでいます。

上棟後の夜景。

約五ヵ月間、
今日のために刻んだ
大工二人。

顔に充実感が
みなぎってますね。

上棟後はモチ撒き。

子どもたちは
最前列で待ち構え、
大喜び!

上棟祝いの宴の鍋。
身も心もあたたまります!

2012年12月14日

楽しい悩み

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

1階の主要な部屋の壁は、
中塗り仕上げの予定。

とういことで、
色をどうするかを
決める必要があります。

建主さんと、
色見本から3つに絞って
現場の色々なところに
色見本を置いて検討したのですが、

どれもいいな(笑)

気分や季節によって
変えたいくらいです。

しかしこれは、
最高に楽しい悩みです。

さあ、結論やいかに?

玄関土間の情景(其の壱)

カテゴリー: 茅ヶ崎は邸

住む人の

数だけ埋まる敷瓦

‘ただいま’の順

靴並ぶ朝

(撮影:畑拓)

玄関土間の仕上げは、
モルタルなのですが、

無機質な表情の中に、
表情豊かな達磨窯で焼いた敷瓦を
5枚埋め込みました。

建主さんのご家族の人数に
合わせて5枚、です。

お住まいになっている皆さんが
敷瓦の位置に合わせて、
自分の靴を並べている光景を
想像したりしています。

書斎の情景

カテゴリー: 茅ヶ崎は邸

机から

庭と家族を眺めつつ

本の字を追う

日曜の昼

(撮影:畑拓)

茅ヶ崎は邸の書斎スペースは、
居間の吹抜けの上、

家全体が見渡せる
司令塔のような位置にあります。

2012年12月8日

初冬のカキシブ隊は、今日で完了!

カテゴリー: 横浜港南あ邸

師走のスカッとした青空の下、
今日はカキシブ隊!

今日の参加者は、

建主さん、

建主さんの弟さん、

毎度ありがとうございます、
日野の‘い’さん、

そして一人で
電車を乗り継いできた
小5の‘あ’くん、

そしてきらくなたてものや3名。

今日は柱と小屋束を塗り、
これで上棟の前に
塗るべき作業はほぼ完了!

この達成感は、
何度経験しても
色褪せませんね。

それにしても
来週末上棟かー。

刻み始めてから
約半年になりますが、

過ぎてしまえば
あっという間、

もう少し柿渋を塗っていたい、
と思うほどです。

さて、
今日のカキシブ隊も、
子どもが印象的でした。

先ほども触れたとおり、
作業に興味を持った少年が
一人で来てくれました。

坊主頭のちょっとやんちゃな
雰囲気を漂わせつつ、

「骨」があると言いますか、
この道で育てがいを感じる子で、

朝から夕方まで飽きることなく、
本当によく働いてくれました。

たいへんすばらしい!

こうしてたくさんの子どもたちに
ものづくりの現場の空気を感じに
来てほしいと思います。

2012年12月6日

半生半乾

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

冷たい雨が降ったり、
肌寒い日が続きますが、

荒壁土のほうは、
順調に乾いております。

今は半分湿り、
半分乾いたといった状況。

この表情が
仕上げになると思うと、
ワクワクします。