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2012年10月13日

下ごしらえ始める

カテゴリー: 町田か邸

10/20に町田で始まる
「竹小舞かき隊」に向けて、
建主さんたちが
下ごしらえを開始。

割竹を所定の長さに切る作業を
地道に進めています。

たくさん人が集まるとうれしいなー!

2012年10月10日

格子床現る

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

今日の午後現場に行くと、
早くも2階の床板貼りが
終わっていました。

そして南側の
格子床も!

大工の古口くん、
所帯を持って
仕事が実に順調です。

ところでこの格子床は、
室内環境の調整のため、
また光の入り方が楽しいので、
最近よく取り入れる意匠です。

瓦葺最終日

カテゴリー: 町田か邸

先週到着した
達磨窯で焼いた燻し瓦は、
金子さんの手で
ほぼ葺き終わり、
今日が作業最終日。

外で仕事するには
とても気持ちがいい日和なので、

気のせいかいつもよりも、
作業の速度が
速かったような気がします。

金子さんと現場で会うのは、
ここのところいつも
灼熱の真夏か、
厳寒の真冬でしたからね。

2012年10月9日

カキシブ隊の子どもたち

カテゴリー: 横浜港南あ邸

昨日のカキシブ隊は、
子どもたちにずいぶん
楽しませていただきました。

その様子を
紹介したいと覆います。

カキシブ隊の子どもたち、その1。
この梁は、
自分の部屋の真上に見えるんだよ、
と言ったら、

真剣な目つきで刷毛を握る
6歳の「だ」くん。

将来部屋で寝転んで
天井を見上げるたび、

この日のことを
思い出してくれれば。

カキシブ隊の子どもたち、その2。

今回は町田で同時進行中の
「か」さんの家の「そ」ちゃん、

大工の藤間さんに
木っ端ツミキを用意してもらって、
何やら立派な作品を。

作品の回りをご満悦そうに
ぐるぐる走り回っていました。

カキシブ隊の子どもたち、その3。

二人の子どもたちは、
そのうちカンナくずで遊び始めました。

それをあたたかく見守る
大工の藤間さん。

カキシブ隊の子どもたち、その4。

「そ」ちゃんの作った
木っ端ツミキの作品が、
私たちの作業を見守っています。

2012年10月8日

秋空の下カキシブ隊

カテゴリー: 横浜港南あ邸


三連休の最終日は、
厚木でカキシブ隊。

私自身のことを言えば、
三連休初日は泥コネ、
二日目はラグビーのコーチ業、
そして最終日はカキシブ隊。

まさにスポーツの秋。

確かに汗を流すには
たいへん心地よい三日間でした。

さて今日の参加者は、
建主さんとムスコの「だ」くん。

そして現在進行中の町田か邸の
「か」さん一家が、
しかもご両親やイトコも連れて
おおぜいで来てくださいました。

もう本当に
ありがたいことです。

しかも現在進行中の建主同士が
交流できることって、
何だか楽しいですよね。

そんなわけで
今日もおおぜいいたので、
小屋梁、母屋、棟木を
ほぼ全て塗ることができました。

ところでこの時期は、
本当に夕暮れが早くなりました。

夏の感覚でいると、
あっという間に
暗くなってしまいます。

秋、だなあ。

2012年10月4日

草原の上に立つ黒壁

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸にて。

草原の上に立つ、
黒壁の家。

スギ板にこの黒色を
色付けする仕事も、
建主さんの手によるものです。

また焼杉にしても、
柿渋コートにしても、
自然な風合いの黒色は

緑が映えるので、
好きです。

気がつけばきらくなたてものやは、
最近外壁をこの仕上げとすることが
多いですね。

今後の外構工事により、
更に緑が深まる様子が
楽しみです。

撮影:畑拓

思い出す場所

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸にて。

便所の壁は、
荒壁土塗りで
囲われています。

壁の様子をよく見てみると、
竹小舞の縦竹のリズムが
浮き出て見えます。

竹小舞は全て
塗り込めてしまいましたが、

用を足しながら、
みんなで手を動かした
あの日のことを
思い出すことが
できそうです。

撮影:畑拓

白壁から伝わること

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸にて。

階段廻りは、漆喰塗り。

以前も紹介したとおり、
この家の漆喰部分は
全て建主さんが
下地をこしらえ、
塗ったものです。

遠くから眺めても、
近くで観察しても、

ていねいにていねいに、
仕事を重ねた様子が
伝わります。

決しておカネはかけずとも、
ていねいに手をかけた家。

きっとこの家は、
長生きだ。

撮影:畑拓

2012年10月3日

家の中の配管工事進行中

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

今日は現場に大工三人の他、
群馬藤岡から五十嵐さん、
屋根屋二人、
それと水道屋一人と、
たいへん大賑わいの日でした。

その中でも
水道屋の森田さんは、
この場でもたまに登場しますが、

今日のような配管工事は、
デザインとして現れることが
ほとんどないということもあり、

世間一般にも
あまり光が当たることは
ありませんね。

しかし配管工事も、
先ほどの瓦の記事ではないですが、
家の「下地」として
とても大事なこと。

その中で森田さんは、
そのことをよく考えて、
仕事をしてくれています。

また、
給水、給湯管に使う素材は、
基本的にステンレス。

使う水やお湯の安全性や
配管の耐久性を
考えてのことです。

皆さんも家を作る時、
今後の修繕のことを考えれば、
まだ床が貼られていない状態で
配管の様子を知っておくと、
いいかもしれません。

瓦到着

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

朝現場に着くと、
群馬藤岡の五十嵐さんと遭遇。

そう、達磨窯で焼いた燻し瓦
現場に運び込まれていました。

そして早速
屋根屋の金子さんが
屋根に運び上げ、
瓦を葺く準備を整えています。

瓦を揚げる前に
まず縦方向に
厚さ7㎜の流れ桟を打ち、

次に横方向に
厚さ18㎜の瓦桟を打ち、

それが瓦を葺く下地となり、
その瓦残に
揚げた瓦の束を
引っ掛けていました。

だいぶ前にも
書かさせていただいたのですが、

この格子状に並んだ瓦の下地を見ると、

水気に晒される可能性のある瓦桟等は、
外国の木を使うと腐りやすいけど、
国産のスギは、そうそう腐らないね、

と、当時の屋根屋さんが屋根の上で
つぶやいていたのを思い出します。

ついでに申せば、
屋根が傷むのは、
たいていは下地から。

今の屋根は通気することを
考えていないので、

長年の間蒸れて、
下地のコンパネ等が傷んでいく、
という話も、
屋根の仕事をする人たちから
よく聞かされます。

見えないところの材の選定、
また「こもらない」下地をどう作るかが
いかに大事か、ということですね。

ということで、
あと一週間もすれば、
五十嵐さんの焼いた
美しい燻し銀の波を
楽しむことができる予定です。