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2012年9月27日

スギの野地板

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

約1週間ぶりに現場に来たら、
野地板が貼られ、
外壁の下地となる間柱も
立っていました。

先週4人で作業していたので、
かなりの速さで
作業が進んでいます。

とくに屋根の下地となる野地板は、
ここ最近雨が続いていたので、
早く済んで何よりです。

ところで野地板は、
最近費用を抑えるために
スギを使うことが多いのですが、

柿渋色に塗られた構造体と
色合いが似るので、
なかなかいい感じです。

これまでずっと
サワラ一辺倒だったのですが、

スギは今日本で
たくさん採れる木だし、

デザインとしても
スギを使うかサワラを使うか、
悩むことになりそうです。

あとは仕上げ

カテゴリー: 小田原お邸

今日は久しぶりに小田原お邸に。

外壁仕上げがほぼ終わり、
内部もほぼ仕上げが残るのみと
なっていました。

室内の壁は中塗りが終わり、
間仕切りの石膏ボード(今回は石膏ボードです)も
貼り終わっていますので、
空間の様子が明確に分かるようになっています。

玄関では、
左官屋さんが
土間を仕上げていました。

今回は大磯砂利による土間。

まずは四周と幅木を
仕上げています。

2012年9月21日

白太の扉

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸にて。

写真右側に、
便所の扉が見えます。

この扉の鏡板は、
スギの板。

スギというと、
赤白の対比が美しい
という印象の強い木ですが、

この扉は、白太だけで
まとめています。

建具屋の新井さんとの対話により、
この家は壁にサワラを使ったり、
室内が白い印象の強い家なので、

建具も白くいこうと
いうことになりました。

スギは日本中どこでも採れますが、
色々な使い方ができるから、
本当に面白い木です。

イマをみおろす

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸にて。

先日、カヤから障子に至るまでの
流れを見上げた写真
紹介させていただきましたが、

逆に障子から見下ろすと、
↓こんな感じです。

サワラの身も心も
柔らかな床板が、
印象的な居間です。

動きを生むマツの式台

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸にて。

家族の中心に立つカヤが
家全体の印象を柔らかくしていますが、

耳付きのマツの板が、
その足元を固めています。

無機質で「静」なるコンクリート土間、
あるいはサワラやマツ自身の
静かな色合いに対し、

自然の造形が覆い被さることによって、
空間に静かな「動き」が生まれます。

2012年9月20日

さらりと土間厨房

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸にて。

玄関の戸を潜ると、
そこは7畳分の土間。

その一角は厨房です。

つまり、
玄関兼厨房。

土間に入ると
奥にかまどがあった
昔の民家のようです。

厨房の台は、
クリでできた箱、

その背面には、
ヒノキとサワラでできた箱、

全体的にさらりとした表情の
厨房となっています。

カヤから白い花が咲く

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸の
居間吹抜の東面。

上に向かって

カヤの丸太、

はしご、

白い漆喰壁、

障子、

という流れが、

気に入っています。

カヤの木が白い花を
咲かせたようにも見えます。

なお、
火打梁に架かっているはしごは、
吹抜西面にある窓を
開け閉めするためのもの。

あまり使わないとすれば、
何かを吊るすものとして
使っていただければと
思っています。

2012年9月19日

漆喰の仕上がりに注目

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸が完成して、
早十日以上が経ちました。

しばらくこの場を離れていたので、
遅くなりましたが、

折を見て家の中の様子を
報告していければと思います。

早速、居間の吹抜けを
見上げた写真を一枚。

漆喰の腰壁に、
二方にぐるりと
障子が回っています。

とくに漆喰の仕上がりに注目!

漆喰仕上げの部分は全て、
建主さんが
手を施しました。

夏の間、
週末ごとに現場に通いつめては、
下地からていねいにていねいに
仕事されていました。

その結果、
プロの左官屋さんもビックリ!
の仕上がり具合です。

2012年9月18日

配筋検査

カテゴリー: 横浜港南あ邸

横浜あ邸にて。

今日は基礎の配筋検査。

コンクリートを流し込むと、
隠れて見えなくなってしまうので、
入念に確認です。

併せて瑕疵担保保険の検査官による
配筋検査も実施。

いわゆる二重のチェックとなり、
アネハさんの事件以来
できた制度です。

より安心感を高める
制度といえるものの、

基礎配筋に関しては、
毎回思うことですが、
チェックすべき内容は、
設計者とほぼ同じ。

こうした制度で
私たちの信頼感を
取り戻すしかないのか、と
少し複雑ではありますが、

私たちも
信頼を取り戻すべく、
精進あるのみです。

2012年9月17日

木組みの見学会

カテゴリー: 町田か邸

一昨日無事上棟した町田か邸で、
今日は建主さんのご厚意を得て、
木組みの見学会を開催しました。

完成見学会は、
何度か開催させていただいておりますが、
上棟直後の見学会は、
実は初めての試み。

上棟直後は、
すぐに別の作業が待ち構えていて、
現場がバタバタしているのが常ですが、

上棟が三連休初日だったという
暦のアヤも幸いしました。

また、結果的にほとんど
木組みが見える家とはいえ、

上棟直後の様子は、
格別のものがありますし、

土壁で埋まってしまう
壁の中の様子が
分かりますので、

開催してよかった!
と思います。

おかげさまで参加者も、
子どもたちを含めて
約30名の方々にお越しいただきました。

その子どもたち、
やはりモノづくりの現場は、
ワクワクするのでしょうか。

途中の自由時間は、
大人以上に
現場をウロウロと
徘徊していました。

ところで見学会の最中は、
晴れてよかった!です。

少し早い時間に現場に行って
昨日降った雨により
基礎に溜まった水をかき出し、
土台廻りを拭いて廻っていたのですが、

7割がた進んだところで、
お昼前に激しい通り雨…

まあまあそんなこともあるさ、
と思いながら、
振り出しに戻った基礎の水を
再度かき出し、
目途が立ったところで
お昼ごはんを買いに行ったら、

再度先ほどよりも
激しい通り雨…

そんな感じだったので、
見学中も心配だったのですが、

その後は大丈夫でした。

見学会の前の二度の雨は、
きっとお天道様が、
現場を洗い流そうと
してくれたのでしょう(笑)