影のある板貼り
二宮し邸にて。
今日も太陽がギラギラ。
そしてこの家は、
太陽が上に昇れば昇るほど、
外壁の板の継目の影が
より強く強調されます。
2階建ての家の全面に
板を縦に貼るうえで
最長約3.8mの板の継目を
どう処理するかが
この家の課題だったのですが、
黒くても軽やかな印象になるよう、
敢えて少し段差を付けて
水仕舞を行いました。
季節や陽の角度によって
表情が変わるというのも、
私好みです。
今日は横浜あ邸にて泥コネ。
左官屋さん、
大工の藤間さん、
きらくなたてものやと併せ、
建主さんが
お知り合いの子どもたちを
大ぜい集めてくれて、
キャッキャキャッキャと
賑やかでした。
子どもたちが賑やかだと、
こちらも気分が上がります。
子どもたちは、
遊びながら
泥をかき混ぜて
くれるだけではなく、
こうした楽しい雰囲気づくりを
演出してくれる役割も
担ってくれているのです。
お昼は、
建主さんが用意してくれたカレーを
おなかいっぱいいただきました。
やはり暑い夏はカレー!
今日は久しぶりに、
大工が現場へ。
細々とした作業や、
養生剥がしとともに、
クリの厨房が
所定の場所に取り付きました。
もはや
きらくなたてものやの定番ともいえる
クリの厨房。
木目の表情も
さることながら、
大樹の会という
家具屋さんが作るので、
箱の割付や建具の仕様等の
自由度が高いのが
魅力的です。
また、
国産の無垢材を使っている
ということだけではなく、
接着剤や塗料等にも
安全性を追求する姿勢が
とてもありがたいです。
さて、
今回納めたクリの厨房ですが、
細々と区切らず、
また面材もツルンとしているので、
大らかな表情の
厨房となりました。