中塗土塗りたて
手広た邸の玄関は、
中塗土仕上げ。
現在塗りたてて、
湿り気を帯びて
つやつやしています。
この状態もなかなかですが、
いずれ乾いて、
もう少し白味を帯びた
土らしい表情となります。
さらに湯田さんの塗る壁は、
チリ際がビシッと決まっているので、
どの状態でも「品」を感じます。
先週まで手広た邸にいた
杏工匠の古口くん、
今週から吉岡木材に足を運んで、
三人がかりで
二宮し邸の刻みに取り掛かりました。
今日別の家のカキシブ隊のため、
吉岡木材に行ったのですが、
三日目にして
すでに土台の墨付が
概ね終わり、
また垂木の加工が
進行中でした。
垂木は今回、
きらくなたてものや始まって以来、
1.5寸×4寸の部材を使うのですが、
何だか敢えて
手間のかかる継手を
作っています。
予算の都合で
合理的に進めるべきところ、
やはり見えるところだから、
といって、
手間のかかる継手を
選択する杏工匠です。
ゴールは3月中旬予定。
ということはカキシブ隊、
二棟分同時進行になるので、
忙しくなりそう。
ひそかにちょっとうれしい、
きらくなたてものやでした。
今日は冷たい雨と雪が
混じる日でしたが、
手広た邸の外では、
板金屋の鈴木さんが
縦樋を取り付けていました。
明日足場を
払う予定ですからね。
樋は、
いやこの家の板金の素材は
全て銅。
ピカピカしていても、
やはり木と漆喰に合う素材です。
しばらくしたら、
十円玉の色になって
さらに馴染みますけどね。
また最近
古い家を改修して思うのですが、
銅は修繕がしやすく、
また修繕のしがいのある
素材ですね。
きらくなたてものやでは
樋は少なくとも
金属のものを使いますが、
予算が許せば(ちょっと高い…)、
やはり銅にしたいですね。
さあ明日は、
ご開帳。
引き続き雨模様ですが、
楽しみです!
陽射しがみなぎり、
青の深い空、
昨日体調を崩したので
久しぶりに踏み出した
家の外は、
空の色からは
想像できぬほど、
空気がキリリと
冷えていました。
お昼前、
所用で手広た邸の現場に行くと、
何やら美味しそうな香り、
近所のお昼の匂いかな、
と思ったら、
現場の庭先の
カセットコンロの上に
何やら美味しそうな鍋が。
そういえば数年前は、
こうしてたびたび
お昼現場で
何かやらかしてたなあ(笑)。
今日は現場に
大勢仲間がいたので、
なおさら
あたたまりました。