栗のキッチンと柔らかなタイル
見学会で多くの方が
関心を示したものの一つは、
栗のキッチンと柔らかなタイル。
栗とタイルにより、
あたたかみのある
空間となっています。
最近私がよく取り入れる
栗のキッチンは、
茨城に会社、上越に工房を持つ、
大樹の会による製作です。
見学会で多くの方が
関心を示したものの一つは、
栗のキッチンと柔らかなタイル。
栗とタイルにより、
あたたかみのある
空間となっています。
最近私がよく取り入れる
栗のキッチンは、
茨城に会社、上越に工房を持つ、
大樹の会による製作です。
今日の昼過ぎ、
建具屋が3人いて、
水道屋がいて、
電気屋がいて、
ガス屋がいて、
金物屋が2人いて、
大工も来て、
きらくなたてものやも
2人いて、
合計何と10人が
現場を駆けずり回っていました。
風が通る雨戸を
吊り込む作業。
幅6尺あるので、
重い!のだそうです。
格子状の中桟がある網戸を
吊り込む作業。
幅6尺あるので、
網が一枚で貼れないため、
格子状の中桟を
設けました。
本日のメインイベントの一つ、
金物で作った垂壁を
4人がかりで支え、
取り付けました。
私もそのために呼ばれて
現場に行ったようなものでした(笑)
暑さ寒さを
和らげるため、
日本の家には
縁側という外との緩衝帯を設け、
そこを介して、
閉じたり開いたりできる仕掛けを
作ってきたわけですが、
横浜こ邸もそれに倣い、
幅4尺の縁側を南側に設け、
夏は開放的に、
冬はどこからともなく
障子が閉められる
仕掛けを作っています。
どこからともなく、
というのが大事なところで、
障子は断熱性や意匠性に
優れていますが、
普通に引き違いで納めてしまうと、
半分は外への視線と風通しが
遮られてしまいます。
ですのでこの家に
取り付けられている障子は全て、
ありかなしかを選択できるよう、
壁に引き込まれるように
なっています。
2階の納戸には、
ステンドグラスが入った
小窓があります。
そこを開けて覗いてみると、
1階居間の様子と梁組みが
見えてきます。
こうして
小さくつなげることで、
家が何だか楽しいものに
感じられます。
そして案外、
小さな窓でも
風が通るのです。
サッシの下地となる
まぐさ窓台が
入り終わっていました。
まぐさとは、
サッシの下地となる
横の木の上のほう、
窓台とは、
サッシの下地となる
横の木の下のほう。
来週には現場にサッシが入り、
順次取り付けられていきます。
ついに7月!
最近暑いので、
7月だー、
という感じがします。
さて今日はほぼ一日、
鎌倉た邸の現場へ。
開口部は木建具が入るまで、
ブルーシートで
覆っていたりするのですが、
そこには土壁特有の
冷涼な空気がありました。
現場のほうは、
木建具の吊り込みが
最終段階。
新井さんの建具は、
空間の意図を察した
木選びが心憎いですね。
今回も、
同じスギの建具でも、
落ち着いた表情と
軽やかで明るい表情を
使い分けてきました。
これに関しては、
綿密に打ち合わせすることもあれば、
新井さんの感性に
任せることもありますが、
どちらにしても、
現場で出会う瞬間が
楽しみです。