玄関の前の表情
建具職人、新井さんの作る
端正な表情の格子戸と、
五十嵐さんが達磨窯で焼いた
幽玄な表情の敷瓦。
上棟してから大工は、
屋根の野地板を貼った後、
外壁面の間柱などを
入れていました。
来週にはサッシが入り、
もしかしたら竹小舞かきも
始まるかな?
ところで今日は
瓦の第二便が届きました。
現場へ行くと、
五十嵐さんの他に
若い人が一人。
何でも弟子が
入ったそうです!
達磨窯で瓦を焼く職人は、
もしかしたら
日本全国見渡しても
片手で数える程度、
しかもこれまで
手のかかる仕事を
全て一人で行っていたので、
色々な意味で
うれしいことです。
将来は地元に帰って
達磨窯を興す夢があるようなので、
楽しみです!
畳が入りました。
大きな工事は
これでほぼ終わり、
あとは細々した仕事
ばかりです。
全てではありませんが、
今週中にほぼ終わらせて、
日曜日の完成見学会を
迎えたいと思います。
今日は飯能にある
大工の下小屋に行き、
外壁に貼るスギ板に
柿渋コートGを塗る作業を
建主さんとともに行いました。
50坪ほどあった板の塗装は、
わずか3%残して完了、
しかし、
多めに用意していたと思った塗料が、
思いのほか板の吸い込みがよいのか、
いいペースでなくなっていき、
あとほんのちょっと、
というところで
なくなってしまいました。
仕方ないので、
残りは現場で塗ります。
ところで今日は、
建主さんの誕生日でした。
今日でいいんですか、
と申し上げたら、
今日でよいというので
今日にしたのですが、
せっかくなのでお茶の時間、
急きょバースディケーキを用意し、
そこにいるみんなで
お祝いすることにしました。
木に囲まれた大工の下小屋で
食べるバースディケーキも
なかなか乙なものでした。
昨日になりますが、
ついに足場が外れました。
坂道の道路から、
色々な角度で
見ることができるので、
建物の周りをうろうろしながら、
しばし外観を楽しみました。
あらかた荒壁土が塗られ、
今裏を返しています。
湯田さんの場合、
まず内側から塗り、
裏返し塗りを外側から
行うことが多いのですが、
この家は立地条件などを考慮して、
その逆で作業を行っています。
見ていると
普段からこの順番で
壁を塗る左官屋さんも
いますけどね。
このあたりは
左官屋さんによって
考え方が違うので、
興味深いです。
裏を返すと、
壁には貫だけが見えるようになり、
空間がだいぶ
すっきりとした印象になります。
鎌倉た邸では、
明日足場を払う予定ですが、
中も徐々に徐々に、
養生が剥がされ始めています。
色白で柔らかい
女性的な椹の板が
姿を現し始めました。