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2011年6月15日

バルコニー完成@鎌倉た邸110615

カテゴリー: 鎌倉た邸

横に密に
格子の入ったバルコニーが
完成しました。

建物側には大きな
ガラス窓があるので、
この格子で
プライバシーの確保です。

あとは
エアコンの配管が終われば、
いよいよ足場解体です。

2011年6月14日

地元のまちで上棟

カテゴリー: 鎌倉手広た邸

我が家から徒歩2分、
今日地元のまちで
上棟を迎えました。

このまちでの仕事は、
我が家を含め、
三つ目になります。

十年前このまちで
大工の藤間さんをはじめ
たくさんの職人に教えられ、
試行錯誤しながら
初めて取り組んだ伝統工法、

当時はこうして
担い手の一人として
継続して取り組んでいきたいという
思いはあったものの、

夢もまた夢、
遠い先のことと
思っていましたが、

あれから十年たち、
今日またこのまちで
藤間さんの弟子の古口くんが
独立して初めての大仕事、

そんな意味でも
たいへん感慨深い上棟でした。

またこうして
近所で仕事できるということは、
建物のためにも、
また私たちにとっても
お互いよいことです。

歴史的なまちなみも、
ある時代の中で、
短期間にできたものは少なく、
数十年、数百年の蓄積として
じっくりと醸成されてきました。

このように、
点の仕事が
いつしか面となり、
木と土の家が連なる
まちなみになれば
うれしいですね。

2011年6月13日

竹小舞完成!@葉山と邸110613

カテゴリー: 葉山と邸

建主さんとともに進めてきた竹小舞かき、
面積上は本当にあと少しなのですが、
なかなかゴールを迎えることができず、
ここ1週間はやきもきする日々でした。

しかし今日午後8時前、
ようやくゴールを迎えることができました!

達成感のあまり、
全身の力が抜けそうでしたが、

屋上階(4階に相当します)の
変な態勢で足場の上にいたので、
それは止めることにしました(笑)

4月30日から作業が始まり、
今日が45日目、
ちょうど1ヵ月半
かかったことになります。

最初のうちは、
ゴールデンウィークということもあり、
たくさんの人がお手伝いに来てくださり、
作業六日目にして
かなり進んだのですが、

その後の手の数はポツラポツラ、
しかも雨にたたられたり、
難しいところが残ってしまったりで、
なかなか進みませんでした。

しかし建主さんの不屈の精神と、
近くの海の景色に励まされながら、
何とかここまで辿り着くことができました。

日もどっぷり暮れた完了後、
少し建物から離れて振り返ると、
そこにはお月さまを背景に
家の形をした巨大なランプシェードが
ありました。

これ全部、
手で仕上げたんだなあ。

手仕事の成果が美しいと、
達成感に拍車がかかります。

手仕事の醍醐味ですね。

2011年6月12日

日が暮れても@葉山と邸110612

カテゴリー: 葉山と邸

ラグビーの試合を終えて、
夕方葉山の現場に
駆けつけました。

すると建主さんたちも来ていて、
竹小舞かきを進めていました。

昨日に引き続き、
建主さんは難しいところ担当、
私は小さいところを担当、

確かに難しいところは、
二人がかりのほうが
いいかもしれません。

私は所用で、
19時過ぎに引き上げましたが、
建主さんたちはさらに残って、
作業を進めていました。

竹小舞かきは、
家の中で大きな
縫い物をしているようなもので、
音や埃で
あまり迷惑がかかりませんからね。

日が暮れてもこうして
作業させていただくことが
あります。

現場を去る時、
振り返った時の夜景が
きれいでした。

2011年6月11日

小さいところと難しいところ@葉山と邸110611

カテゴリー: 葉山と邸

今日は朝、
強く雨が降っていたので、
鎌倉で予定していた上棟は延期、

その代わり、
葉山に出向き、
竹小舞かきを行いました。

竹小舞かきは、
三角形の小さいところと
難しいところが
残っています。

職人さんたちが行えば、
こういうところから
やるのかもしれませんが、

ワークショップ形式の場合、
どうしても平易なところから
作業を始めるので、
こうなりますね。

今日私は
三角形の小さいところを担当。

その部分は面積の割に、
細やかな神経が必要で、
とても手間がかかります。

しかし完成した時は、
感激もひとしお。

芸術作品を仕上げた時のような
心持ちでした。

なお竹小舞かきは、
面積上は9割以上終わっているので、
一昨日から左官屋さんが現場に入り、
泥を塗り始めました。

今日は雨で
作業は行っていませんでしたけどね。

泥の何ともいえない
香ばしい匂いが
現場に立ちこめていました。

2011年6月10日

浴室仕上げ中@鎌倉た邸110610-2

カテゴリー: 鎌倉た邸

浴室ではタイル職人が、
床廻りの仕上げ中。

カラン台は、
木やタイルの色と合うように、
赤色の御影石、

床には少し赤身がかった
タイルを貼る予定です。

写真では床の下地に
バサモルタルを
仕込んでいるところですね。

バサモルタルは、
砂じゃないかと思うほど、
文字通りバサバサしています。

この工事が終わったら、
寸法を測って
コウヤマキの風呂桶の
制作に入ります。

縦樋取付@鎌倉た邸110610

カテゴリー: 鎌倉た邸

板金屋さんが、
銅の縦樋を取付。

相変わらず銅は、
取付直後は眩しいほど
光っていますが、
しばらくすると落ち着いてきて、
木の色、とりわけ柿渋を塗った木と
色が合ってきます。

またこの家の外壁は
構造材を覆い隠す
大壁なのですが、
出隅は塗り回さずに、
それぞれの面を
幅(というか奥行)7cmほどの
見切材で縁を切っています。

そのために、
見切材で挟まれた部分に
縦樋を納めることができるので、
縦樋が沈んで見えることに、
あるいは縦樋の丸い形状が
面取りのように見えることになります。

そもそも渡りアゴで組む家は、
出隅部分にぴょこぴょこと
木材の小口が出てくるので、
この納まりのほうが
納めやすいということも
ありますけどね。

最近よく採り入れる
納まりです。

先行足場架設@手広た邸110610

カテゴリー: 鎌倉手広た邸

明日予定していた上棟は
雨天が予想されるため、
昨日延期を決めたのですが、
先行足場のほうは、
そのまま架設。

明日はけっこう降るらしいので、
安全第一、
仕方ないですね。

上棟の愉しみは、
火曜日までお預けです。

2011年6月8日

外壁完成@鎌倉た邸110608-2

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸の
外壁の砂漆喰塗りが
完了していました。

先週中には
仕上がっていたようです。

仕上がると
光を柔らかく受け止め、
一気に表情が
引き締まりますね。

早く足場を外して
全体像が見たい!です。

久しぶりに賑やか@鎌倉た邸110608

カテゴリー: 鎌倉た邸

今日は久しぶりに、
たくさんの職人が現場に。

まず朝一板金屋さんと、
縦樋の取付要領等について
打ち合わせ、

左官屋は
今日これで壁の仕事は
おしまいになるのですが、
和室の壁の仕上げ塗り、

タイル屋は、
浴室壁にモザイクタイルを
貼る仕事、

大工は、
バルコニーの造作工事にかかり、

そして私たちはと言えば、
バルコニーに使う材木を
組む前に柿渋コートを塗装、
(今日私は柿渋コートデーでした)

最大で7名が
現場に居ました。

仕上げの段階では、
こうして現場が賑やかになることが
多いですね。

横浜こ邸に引き続き、
こちらもゴールが
見えてきました。

和室の壁の仕上げ塗り。

浴室壁のモザイクタイル貼り。

バルコニーの造作仕事。

柿渋コート塗り。