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2010年6月10日

硝子がなくとも

カテゴリー: 八王子や邸


八王子や邸
ヒノキの玄関建具。

腰は板、
その上は、
井桁の格子。

写真の状態から、
タペストリ硝子という
摺りガラスのような
雰囲気の硝子が入って
完成です。

硝子が入ると
もちろんきれいですが、

硝子が入る前も、
格子が二重に見えて
割と好きだったりします。

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2010年6月9日

花生け台

カテゴリー: 八王子や邸


八王子や邸の掃除をして
様々な見せ場が
明らかになっていったわけですが、

その場に居合わせた皆が
釘付けになった場所の一つは、
玄関の突き当たりにある、
アカマツの飾り棚。

その上にケヤキの台と
花瓶を置いて
花生け台となりました。

建主さんは
お花が大好きなので、
この場所をとても気に入って、
庭先に咲いている花を
持ってきては差し、
持ってきては差し、

そのたびに私たちは、
その花を写真に納めるのでした。

こうして花を楽しんでいると、
一日があっという間に
終わってしまいそうです(笑)

お花って、
楽しいですねー。

撫子。

蛍袋。

紫陽花。

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ゲンバから家に

カテゴリー: 八王子や邸


今日は八王子や邸
引き渡しに向けた清掃日。

大工と電気屋さんと、
きらくなたてものやの
計6名で行いました。

直営で工事を進める場合、
最後の掃除は
掃除屋さんに頼むのではなく、
こうして大工と私たちを中心に
行うことになります。

朝はまだ、
床に養生板が貼られ、
「ゲンバ」という
雰囲気だったのですが、
一日作業して着々と
椹の床板が露わとなり、
みるみる「家」に。

目に見える達成感があるので、
この作業は楽しいですね。

他の方にお任せするなんて、
もったいないです(笑)

夕方は、大工とともに、
写真撮影大会。

追々、
紹介していきたいと思います。

あとは明日、
建具と硝子と畳が入って、
ほぼ完成!

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2010年6月8日

葛布の襖が入る

カテゴリー: 八王子や邸


八王子や邸
建具が入り始めました。

先日、建具職人の
作業場に行って議論した結果、
枠を高野槙で仕立てた
葛布の襖も登場。

やはり枠を
高野槙にして正解!
お互いが主張しつつも、
引き立て合っています。

何よりも、
香りがいいです。

建主さんも、
ご自身が持っていた
手漉きの葛布が、
どのような表情になったか
とても楽しみにされていたようで、
この建具が入る頃を見計らって、
ご覧にいらっしゃいました。

高野槙との取り合わせを
とても気に入っていただいて
よかった!です。

ところでこの葛布、
機械漉きの葛布は
あるようですが、
手漉きとなると
とても珍しいものに
なってしまったようで、
建具職人も、
この仕事は
最初で最後かもしれない、
とおっしゃっていました。

心して
楽しみたいと思います。

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2010年6月7日

再び、平日ですがカキシブ隊

カテゴリー: 横浜栄こ邸

今日は横浜こ邸の柿渋塗りを
予定していましたので、
期待を裏切らず、
見事に晴れてくれました。

この時期は
太陽高度が高いので、
陽の光はとても元気で
暑かったのですが、
風は爽やかで
心地よかったです。

そんなお天気のもと、
建主さん3名、
お手伝いが一人と
きらくなたてものや3名で
柿渋塗りの作業。

今日は柱を56本塗りました。

柱を塗るときは、
仕事がみるみる進むので、
達成感がありますね。

作業の様子。
太陽の光が
まぶしいです。

塗ったあとの
ヒノキの柱。

光ってます。

塗ったあとの
ヒノキの柱。

早くも赤く
色づき始めています。

今日は横で大工が
土台敷きの作業を
行っていました。

実はなかなか
この作業って
見る機会がないですからね。

こうした機会に
巡り合うのも、
現場で柿渋を塗る
醍醐味の一つです。

2010年6月4日

あと少し

カテゴリー: 八王子や邸


八王子や邸、
建物のほうは、
あと少しで完成。

残るは、
建具と硝子と畳と設備、
それと細々とした大工工事。

来週にはおおかた
できあがる予定です。

短く感じましたが、
上棟から約半年も
経つんだなあ。

2010年6月2日

大谷石を見に行く

カテゴリー: 八王子や邸

八王子の‘や’さんの家の庭に
大谷石を使おうという話になったのですが、

大谷石にもいろいろあるようで、
やはり直に見たほうが
よかろうということで、

‘や’さんをお連れして、
宇都宮の山南石材店を訪れました。

木でも土でもそうですが、
自然の恵みの産物は、
やはり素材のふるさとを訪れ、
自分の目で見て
触って確かめたほうが
よく分かりますからね。

今回も行ってみて
本当に面白かったです。

道中‘や’さんの
80歳を超えているとは到底思えない
ユーモア溢れる
途切れぬ元気なおしゃべりも、
楽しさに花を添えました。

石材屋さんにあった
風格のある古い石蔵。

大谷石は、
経年変化が楽しいですね。

なおこの蔵では、
昔はセメントがなかったので、
石同士を漆喰で
つなげているそうです。

石の伐り出し場。

工場の近くの
里山のようなところを
歩いていたら
突然現れたので、
ビックリ!

深さ何mって言っていたかなあ。
吸い込まれるほど深く、
その底には、
体育館ほどの伐り出し場が
広がっているそうです。

宙に浮いているような階段で
少し下ってみましたが、
まるで地底都市のよう。

時間がなかったので、
途中で上がってきましたが、
とてもワクワクしました。

そして下るたび、
空気が爽やかに涼しくなり、
とても気持ちよかった!です。

今日は暑い日だったので、
涼しく感じたようですが、
逆に寒い時期は、
温かく感じるようです。

階段を下って
見上げたところ。

大谷石を
伐り出した原石。

石を伐る鋸。
人の背より高い
大きな大きな
丸鋸です。

石を適当な大きさに伐って
商品として置いてあるところ。

石ってどれも同じような
表情かと思っていましたが、
大谷石はとくに、
いろいろな表情のものが
あります。

どんな石がやってくるかは、
木と同じで、
ご縁のものですね。

2010年6月1日

樋を沈める

カテゴリー: 八王子や邸


外壁を漆喰などの
左官仕事で仕上げる場合、
施工性を高め、
細かなひび割れを
できるたけ減らすために、
壁になるべく角が立たない
納まりを考えます。

例えば出隅は、
塗り回すと柔らかい雰囲気が出て、
それはそれでいいのですが、
私の場合、
それぞれの面に
壁を見切る木の枠を
入れることが多いです。

それだけで見ると、
カタい印象になるのですが、
外壁の出隅には、
通常雨樋がきます。

すると、
枠と枠に囲まれたところに
雨樋を納めれば、

とってつけたような
感じではなく、
雨樋が沈んで見えて、
また雨樋の丸型が
面取りのような印象を
与えてくれます。

2010年5月29日

ドンヨリ雲の下カキシブ隊

カテゴリー: 横浜栄こ邸

朝起きると、
柿渋塗りだというのに、
何と路面が濡れています。

そのあとは、
天気予報とにらめっこ。

ちょっと怪しそうでしたが、
ここは、‘こ’さんの神通力を信じて、
作業を行うことにしました。

とはいえ終始、
今にも雨が降ってきそうな、
どんよりとしたお天気。
たびたび天気予報を確かめては、
またいつ雨が降ってきてもいいように
ブルーシートをすぐ
掛けられる状態にして、
柱、小屋束に
柿渋を塗っていきました。

そんな感じで、
様子を見ながら、
ハラハラドキドキしながら
の作業でしたが、
あれよあれよと仕事は進み、
気が付けば今日のノルマは
ほぼ達成。

雨が落ちてきたのは、
ちょうど午後のおやつの時間と、
夕方作業が終わった時。

すばらしい。

‘こ’さんの神通力、
恐るべしです。

ところで今日は、
こういうお天気だったので、
刷毛で塗った柿渋が
なかなか退かず、
そのあと拭きとる雑巾が
すぐ湿ってしまうのですが、

一方、余りにもいいお天気だと、
乾きが良すぎて柿渋が伸びないので、
刷毛や雑巾のかすれが生じやすく、

斑なくきれいに塗るには、
今日みたいな天気のほうが
適していると思いました。

気は落ち着きませんけどね(笑)

2010年5月28日

縁側に油塗る

カテゴリー: 八王子や邸


縁側の板に
荏油を塗りました。

荏胡麻は紫蘇科。
塗っていると、
やはり紫蘇のような
美味しそうな香りが
漂います。

また荏油は、
スーッと伸びて
塗れるので、
塗っていて
気持ちがいいです。