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2010年3月20日

三人がかりで

カテゴリー: 鎌倉か邸


朝一、現場へ。

4月半ば竣工に向け、
三人がかりで大工造作工事が
ラストスパート。

細々とした部分が
着々とできてきております。

あと大きな仕事といえば、
外壁の板貼り。

その下ごしらえとして、
出隅に枠などが
取り付けられていました。

2010年3月17日

板壁の家 上棟

カテゴリー: 練馬お邸


落とし込み板壁の家、
練馬お邸が本日上棟。

桧と松の木組みと
椹の板壁の美しい箱が
できあがりました。

いずれも白くて
穏やかな木肌だから、
六方木に囲まれた空間も
心地よさそうです。

夕方、建主さんと、
ほぼいつもの面々で
上棟の宴。

この面々だからこそ、
私は楽しく、誇り高く、
仕事ができるのです。

ありがたいことです。

それでは少し
酔っているので、
今晩はこのへんで。

2010年3月15日

早春の建方作業始まる

カテゴリー: 練馬お邸

今日練馬にて、
建方作業が始まりました。

作業は総勢7名、
大工をしていたうちのたっちゃんも
含まれます。

この家は、
私にとって初の
落とし込み板壁の家。

これも伝統構法の一つで、
私は蔵などで
見かけたことがあります。

この構法は、
刻みに時間がかかる代わり、
一度建ててしまうと、
そのあとは早く仕上がります。

水曜日上棟予定、
楽しみです!

階段部分の
尺幅の木格子。

これもデザインを兼ねた
構造の一つです。

2010年3月14日

白身の木ずり

カテゴリー: 鎌倉か邸


厨房の天井は、
不燃で仕上げなければいけないので、
鎌倉か邸では漆喰を塗る予定。

その下地は木ずりです。

天井ということもあるので、
ここの木ずりは、
なるべくスギの白太の柾目を使用。

材木屋ではなかなか調達が難しいので、
他の現場で出た建具材の端材を
うちのたっちゃんが割いて
作りました。

いわば廃材利用の一つで、
しかも暴れにくく、
木ずりとして
ちょうどよい材なので、
一石二鳥です。

2010年3月13日

早春のカキシブ隊

カテゴリー: 横浜栄こ邸


今日は一日、
横浜こ邸でカキシブ隊。

午前中は凄い風でしたね。

風が強くて、
カキシブの容器が
何回か倒れてしまいました。

しかし午後は一転、
穏やかな風と陽射しの日。

終わりよければ…、で、
外で作業するには、
心地よいと感じる日でした。

今日はスギヒノキの5寸角を
40本!

2010年3月8日

造作工事、着々と進む

カテゴリー: 八王子や邸

午後、八王子の現場へ。

本来だったら今、
竹小舞に土を塗りたいところですが、
ここのところ寒さが続き、
土が凍るといけませんので、
ここはグッとガマンして、
土塗りは見合わせ。

その代わり、
大工がバリバリと
造作工事を進めていて、
夏だったら
もう住めそうです。

サッシが入っているので、
あとは玄関戸がつけば
泥棒も入りづらくなり、
しかも竹小舞の状態では
風通しがいいので、
夏はかえって住み心地が
いいかもしれません(笑)。

しかし今は
まだ風が冷たい早春。

壁が待ち遠しいですね。

ということで今進んでいる
造作工事は以下のとおりです。

厨房と居間の間のカウンター。
1寸五分厚の、松の一枚板です。

木摺下地の壁。
竹小舞の下地も美しいですが、
木摺もいいですね。

便所の床。
椹の板で、
既に仕上がっています。

玄関の枠廻りの造作。

2010年3月5日

わかめのれん

カテゴリー: 鎌倉か邸


所用で現場へ行くと、
玄関先の足場に
暖簾のように
ワカメがぶら下がっていました。

この現場は海が近いので、
大工が休み時間の間、
海辺でわかめを
拾ってきたようです。

今日はあたたかく、
至るところで
春の香りがしますね。

2010年3月3日

現場が賑やかに

カテゴリー: 鎌倉か邸


先週まで大工が加工のため、
地元に戻っていて、
現場は静まりかえっていたのですが、

今日は加工された材を
仕上げるため、
建主さんのお友だちや
きらくなたてものやの所員、
はたまた板金屋が
ボランティアで駆けつけてくれ、
その結果大工を含めて
最大11名が現場に集まり、
活気に溢れた現場となりました。

作業内容は、
サッシの外部側に取り付ける
木枠の柿渋塗りと、

外壁の出隅、入隅材の
焼杉加工。

細々とした材は、
かえって手間がかかるもので、
仕上げるべき材の量を見たときは、
これはもしかしたら
数日かかるかもしれない、
と思いましたが、
この人海戦術で、
全て一日で
終わらせることができました!

今週晴れる日が
今日しかないようなので、
実にすばらしい!

皆さん、
ありがとうございました。

2010年3月2日

壁づくりの理想

カテゴリー: 鎌倉ほ邸


鎌倉ほ邸は
竣工からほぼ一年、

壁はずっと
中塗りのままだったのですが、
仕上げに漆喰を
塗ることになりました。

こうした中塗りの状態で
しばらく置くと、
木や土がなじむので、

仕上げた壁に生じがちな、
ヒビ割れやチリ際の隙が
生じる可能性は低くなります。

家具を移動したり、
取り付けた設備機器を
いったん外さなければならないという
手間が余計にかかりますが、
壁のほうから見れば、
理想的な方法といえますね。

昔昔の家づくりの場合は、
家づくりにかける時間の考え方が
現代と違いますので、

またそうそう家の中に
モノも多くなかったわけですし、

いい家づくりのために、
こうしてしばらく置いて
仕上げにかかるという方法は、
珍しくはなかったようです。

漆喰を塗る前は、
中塗土の緑色っぽい感じも
これはこれでいいなと思いましたが、
仕上がった状態を見てみると、
壁が白くなって
家全体が見違えるように明るくなり、
さすが「漆喰」と思いました。

2010年3月1日

早三月

カテゴリー: 八王子や邸


今日から3月。

寒い寒い昨日から一転、
今日はあたたかくなるという
予報のような気がしましたが、
実際は寒かったですね。

薄着で出歩いて
失敗しました。

さて今日の午後は、
八王子や邸の現場へ。

下小屋で
造作材の下ごしらえが上がり、
大工の‘な’さんが
柿渋を塗っていました。

‘な’さんは、
他の手伝いでケガをしたと
お聞きして心配だったのですが、
ケガしたところ以外は
元気そうで何よりでした。

また今日は、
久しぶりに電車とバスで
ここへ行きました。

他人が運転する乗り物は、
時間はかかりますが、
寝ることができるのと
本が読めるので、
やはり楽ですね。

月日の速度が早い分、
たまには電車で
ゆっくり来ますか。