ブログ
2010年2月5日

木ずり下地

カテゴリー: 鎌倉か邸


2階の間仕切り壁は、
一部木ずり下地。

費用が安いということもありますが、
2階の荷重の軽量化を
図る目的もあります。

この下地は、
簡単なようで意外と
奥が深いです。

下地だけど
直接土が触れるだけに、
材料がいい加減だと暴れるし、
木ずりの間隔も、
土が食いつくのに
適切な寸法とする
必要があります。

取り付けるのに
少々手間はかかりますが、
石膏ボードのように
余った材料の処分費が
原則としてかかりませんからね、
それが何よりもうれしいです。

2010年2月4日

造作佳境

カテゴリー: 鎌倉か邸


壁の貫伏、斑直しが
進む一方で、
大工の造作工事も佳境。

昨日はこの家で
最も難易度の高い部分に
取り組んでいました。

外壁が敷地の形状に沿って
約106°に折れ曲がっており、
その部分のそれぞれの面に
サッシと引込障子が取り付くので、
敷居・鴨居等の造作が
複雑なことになります。

2010年2月1日

下地窓の下地

カテゴリー: 鎌倉か邸


和室に続く欄間部の壁に
竹小舞が一部顔を覗かせる
下地窓を仕込むことになりました。

貫を利用して
鴨居が垂れないように補強したのち、
竹小舞をかいて
土を塗っていきます。

今回は横に細長い下地窓になるので、
縦方向にのみ
竹が並ぶようにしました。

2010年1月30日

ゲンバでカキシブ隊(2回目)

カテゴリー: 横浜栄こ邸

先週土曜日に引き続き、
今週も土曜日、
ゲンバでカキシブ隊。

この時期は寒いのですが、
天気が安定していて
カラッとしているので、
柿渋を塗るのには
いい時期かもしれません。

独特の匂いも、
気のせいか夏よりも
気にならないような気がします。

さて今日の参加者は、
建主さん3名、
設計者仲間の‘む’さん、
鶴川から子ども一人で‘た’くん、
前の建主であり友人の‘く’、
そしてきらくなたてものやから4名、
と賑やかに作業。

‘く’と私は、
所用でお昼で失礼しましたが、
今日も土台と垂木の一部と、
たくさん塗ることができました。

来週も土曜日行う予定です。

柿渋を塗る‘た’くん。
その一方で、
大工仕事が気になって気になって、
仕方なかったようです。

2010年1月29日

貫伏、斑直し

カテゴリー: 鎌倉か邸


今日から
左官屋の湯田さん、
鎌倉か邸で作業再開。

貫伏、斑直しという作業です。

約60cm間隔で
横方向に見えている貫を
土で覆い、棕櫚を渡し、
その後壁全体が平らになるように、
その間に土を塗っていきます。

連日、違う現場で、
湯田さんたちと遭遇。
しかも
一方は竹小舞、
一方は壁塗り、と
違う仕事だけに、
不思議な感覚です。

2010年1月28日

にわかえつり師

カテゴリー: 八王子や邸


現在八王子で
左官屋の湯田さんが
竹小舞かきを進めているところですが、

現場で打ち合わせがてら、
所員一同現場に伺い、
竹小舞の納まりの理解と
その技術を深めようと、
一日作業体験を行いました。

やはり一日手を動かしていると、
いかに効率よく、
強く割竹を括り付けられるか、
コツが分かってきます。

何となくコツが
分かってきたところで、
夕暮れとなりました。

現場にいると、
一日が経つのが
早く感じられます。

作業の合間のお茶の時間も
湯田さんと次の仕事の話ができ、
充実感いっぱいの一日でした。

2010年1月23日

ゲンバでカキシブ隊始動

カテゴリー: 横浜栄こ邸

またまた始まりました、
カキシブ隊。

これまでは、
家づくりを担当する
それぞれ大工の下小屋で
行っていたのですが、
今回は現場で材木を刻んでいるため、
塗る場所も現場。

大工以外の職人も
仕事している横での
作業となります。

自ずと現場に
多くの人たちが集まり、
活気が出ますね。

現場で材木を刻み、
現場で柿渋を塗ることは、
滅多にできることではないので、
しばらくこの雰囲気を
楽しみたいと思います。

今日の参加者は、
建て主さん3名、
きらくなたてものやから2名、
午後からお手伝い1名。

桧の土台を塗りました。

今日は現場では、
基礎屋のササゴ建設の皆さんが
土間打ちの作業を行っていました。

今日の成果。

写真だと分かりづらいですが、
今回は5寸角なので、
やっぱりごつい!

運ぶ時にずっしりきます。

2010年1月21日

竹小舞ちゃくちゃく

カテゴリー: 八王子や邸


先週土曜日から
現場に入っている
左官屋の湯田さん、

ちゃくちゃくと
竹小舞かきを進めています。

最近自主施工が多かった
この仕事ですが、
左官屋自らが行うと、
後々自分たちが
塗りやすいようにかくんだなあ、
ということが
改めて分かりました。

ポイントは、
柱や貫の際の部分。

その部分の間隔を狭めにかけば、
際がコテの力をしっかりと
受け止めてくれるので、
その後全体の面が
塗りやすいのだそうです。

2010年1月16日

立上りのハイキン検査

カテゴリー: 横浜栄こ邸


来週月曜日、
基礎の立ち上がり部の
コンクリートを打つので、
鉄筋の施工状況の検査に
行きました。

基礎工事の際はこうして、
基礎の床になる部分(耐圧盤)、
そして今回の部分と、
2回検査します。

今回は配筋だけではなく、
アンカーボルトの位置を
一本一本確かめる必要があるので、
耐圧盤のときよりも、
時間を要します。

今日もたっぷり
約1時間半かかりました。

2010年1月14日

瓦工事完成

カテゴリー: 八王子や邸

今日のお昼、
瓦工事が完成。

この家は平屋なので、
瓦がよく目立ちます。

澄んだ冬の空の下で、
いぶし銀が輝いています。

現場では、
瓦を葺く金子さんをはじめ、
瓦を焼いている五十嵐さんにも
会えました。

一方、屋根の下では、
床の下貼が進行中。

このあと、
この上に根太を敷いて、
もう一枚板を貼ります。