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2009年6月2日

下小屋を訪れる

カテゴリー: 鎌倉か邸


打合せを兼ねて、
埼玉県滑川町にある
鎌倉か邸の木を刻む下小屋を
訪れました。

緑に囲まれ、
広い敷地の一角で、
いつも見る光景が
そこにありました。

夏に入ればここで
柿渋塗りが始まります。

みんな来てねー。

2009年6月1日

たくさん

カテゴリー: 茅ヶ崎あ邸


現場に行くと、
大工、左官、板金、電気…、
たくさんの職人さんが
働いていました。

現場が佳境だと
いうことですね。

2009年5月22日

石場立ての話を少し

カテゴリー: 鎌倉ほ邸


この前少し、
石場立ての話が出ました。

石場立てとは、
昔ながらの家に見られる
基礎の構法の一つで、
石の上に柱を載せ、
それを足固めや貫で
固めるという方法です。

え、柱を載っけるだけ?
とお思いの方も
いらっしゃるかもしれませんが、
家の床下の通気を存分に確保し、
足元の手入れがしやすく、
また地震が来た時、
地面からの揺れを吸収してくれるので、
ある意味では理に適った
構法といえます。

しかし今の時代、
法律でこの構法を
全面的に取り入れることは
極めて難しくなりました。

とはいえ私はときに、
この構法を部分的に
取り入れています。

例えば先日の話のように、
収納を宙に持ち上げて、
その下を地窓にしたり、
あるいは玄関で
靴箱を宙に浮かせて
靴箱の下の空間を使えるようにしたり、
いずれも何かを
「宙に浮かせる」場合に使います。

2009年5月21日

板壁工事始まる

カテゴリー: 鎌倉ほ邸


お隣との境の上に、
板塀を立てる工事が
始まりました。

現在鉄の支柱が立っていますが、
これを木で覆い、
それに板を打ち付けていきますので、
あたかも木の柱に支えられた
板塀といった感じになります。

塀の高さが2m近くとなり、
一方で通路幅が狭く、
控え壁を出せないので、
ここは鉄の力を
借りることにしました。

2009年5月20日

涼しさの仕掛け

カテゴリー: 茅ヶ崎あ邸


上棟前、木組みに塗った
柿渋の斑を補修するため、
茅ヶ崎あ邸の現場に行きました。

初夏の暑い陽気でしたが、
土壁で覆われた家の中は、
涼しい海風が流れ、
爽やかな心地でした。

熱い夏家の中を涼しくするためには、
熱を遮る土壁だけではなく、
風の流れも大切ですね。

と申しますのも土壁の家は、
夏涼しいという評価がありますが、
外気の温度変化に対して
家の中をやわらかく包んでくれる一方、
じっくり時間をかけて
熱を蓄えてしまうという
性質もあります。

だから、
涼しい風が流れる朝と夜に風を取り入れ、
また熱い空気を外に逃がす
仕掛けが必要なのです。

この家では、
その仕掛けの一つとして、
寝室の二間分ある収納を石場立て風とし、
その下に地窓を設けました。
こうすることで防犯に配慮しつつ、
朝夜二間分の風を
部屋に取り入れることができます。

またこの部屋の南面にある
大きな掃き出し窓には、
鍵付き無双窓付きの
木戸が閉まるようにしました。

石場立て、地窓、無双窓…、
いずれも昔ながらの家に仕掛けられた
装置の応用ですね。

2009年5月19日

木を見て

カテゴリー: 横浜栄こ邸


横浜栄こ邸では、
基本的に桧普請の家。

今材木屋に
どんな桧があるか、
確認してきました。

木は生き物、
全て規格化された
工業製品ではありませんので、

今使える木を見て
改めて計画を考える、
そんな設計の仕方も、
あると思うのです。

2009年5月18日

タペストリ

カテゴリー: 鎌倉ほ邸

タペストリというと
普通想像するのは、
絵柄の入った
つづれ織りのほうだと思いますが、

ガラスの世界にも、
タペストリ加工というものがあります。

昔の摺りガラスのような風合い。

視線を遮りつつ、
障子のように光を通す
その柔らかい雰囲気が好きで、
建具でも嵌め殺しでもサッシでも、
よく使うガラスです。

2009年5月13日

荒壁土乾く

カテゴリー: 茅ヶ崎あ邸


茅ヶ崎あ邸、
2週間ほど前に塗った
荒壁土が乾いてきました。

今日は初夏の陽気でしたが、
建物の中に入ると、
爽やかな感じがしました。

2009年5月2日

ほ邸の玄関

カテゴリー: 鎌倉ほ邸


所用で鎌倉ほ邸へ。

ほ邸の玄関は、
北側にあるのですが、
横格子の間と欄間から
漏れる光のおかげで、
明るく人を
迎え入れてくれます。