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2006年1月7日

今年はさぶいな〜その2

カテゴリー: ピスカリア


今年初めて葉山のI邸に行く。
今日は何時にもまして寒い。
あの暖かい葉山で、外でバケツにためていた水が凍っていた。

2005年12月28日

今日で今年の現場仕事はおしまい

カテゴリー: ピスカリア


鳶の山田さんが、玄関の階段に着手。
コンクリートで荒打ちして、左官で仕上げる予定。
ちょうど年末なので、コンクリートの養生期間を確保できる。

これで今年の現場仕事はおしまい。
来年はいよいよオープン。実に楽しみだ。
しかし一方、大工の後藤さんとも話をしていたのだが、現場作業が終わってしまう、ということがとてもさみしいし、「明日ここでやることがない」という事態が考えられないのが正直なところだ。

といっても、ここがIさんの仕事場にもなるので、Iさんの生活がかかっている。
できるだけ早く終わらせなければならないのも事実だ。

この充実感を感じ続けるために、K邸での職人集団と同様、こうした伝統的構法による仕事を、来年以降もまた同じ仲間でし続けていきたいものだ。

階段の仕事

カテゴリー: ピスカリア


レバノンスギによる階段。
「レバノン〜」だけど、国産の木材。
「〜スギ」という名だけど、マキ系の香りと表情。

さて、階段の仕事は、現場の造作では大工にとって最も力の入る仕事の一つであろう。
その証拠に、後藤さんの顔つきと仕事ぶりが、いつもと違う。

2005年12月23日

今日の海は

カテゴリー: ピスカリア


風がとても強く、波も大荒れ。
浜辺に近づくと、海からの強い風で、砂が顔と目を刺す。
とても痛いので、後ろ向きで海に近づく。

ウィンドサーフィンの帆も、暴れるように速く流れていた。

2005年12月18日

瓦七変化

カテゴリー: 目黒か邸


玄関前に深岩石を敷き並べ、基礎のとのすき間に砕き瓦を詰める。
砕き瓦は、Kさんがコツコツと地道に砕いた瓦。
その瓦は、たびたびこのブログで紹介している、藤岡の五十嵐さんのいぶし瓦。
割れやヒビが入ってしまって屋根には載せられない瓦だ。

瓦は、屋根に載せる以外に、ほんとうにいろいろと使い道がある。
敷き瓦を土間や庭に使ったり、海鼠壁にしたり。
桟瓦も、庭の地べたに縦に埋めたら美しい。
また、こうして砕いて小石のように使うこともできる。
砕き方によっても、様々な表現が可能である。
粗く砕いたら、荒々しい感じ。
細かく砕いたら、繊細な感じ。

五十嵐さんの瓦は、水はけがいいので、機能的にも○。

石は重い

カテゴリー: 目黒か邸


玄関に深岩石を敷き並べることに。
全部で13ヶの石。総重量約1t!
これをKさんと一緒に並べた。

深岩石。
Kさんが栃木県まで足を運び、選んできた石だ。
栃木県鹿沼で採れる、大谷石に似た石。
大谷石よりも白く緻密に感じる。
石だけに重量感を感じつつ、とても柔らかい表情である。
風化によって、よりいっそう柔らかい表情になるであろう。

それにしても石は重い。
重いモノを持つのは割りと平気なほうだが、さすがに腰が…。
ここのところ運動不足だしな〜。
(外での作業は多いが)

2005年12月17日

ご開帳

カテゴリー: ピスカリア


今週はじめ、足場が外れた。
ああ、さっぱり。
いよいよできてきたんだな、と感じる瞬間。

板の色味が、だんだんと濃くなっていく。
柿渋の特徴。

これで室内の空気が完結

カテゴリー: ピスカリア


先日ハメゴロシのガラスが入った。
摺りガラスから淡く漏れる光。
ガラスが入ると、ぐっと室内も居心地が良くなる。
寒くない。

2005年12月10日

ヨメに出すキモチ

カテゴリー: 目黒か邸


工事があらかた完了し、Kさん明日引越し。
夕方家の状態を確認し、鍵をKさんに引き渡した。

最後の家の状態の確認のとき、必要以上に家の中を徘徊する。
(Kさんすみません、そんな理由で待たせてしまって)
考えてみたら、自由に徘徊するのもこれが最後だ。
まだ少し工事が残っているし、それ以外にもうかがう機会を全く失ったわけではないけれど、とても寂しい気がした。
鍵を渡すとき、生まれてこの方いろいろあったけど、大事に大事に育てた娘をヨメにやるような、そんなキモチであった。
鍵を渡すとき、何か気の利いたことを言おうと思ったけど、いざその場になるとなかなか表現できないものだ。
Kさん、そんなわけで、‘ヨメ’をこれからもよろしくお願いいたします。

そしてそのあと夜11時前、葉山でIさんとおちあう。
Iさんが後日入籍する(おめでとう!!)ために、「証人」として書類に名前を書いてハンコを押した。

今日はそういう巡り合わせの日だ。