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2007年11月3日

カタンシャ

カテゴリー: 今日のできごと


昨日、
ピスカリアで食事をしたあと、
森戸海岸に寄りました。

現場へ来るたび来ていた場所、
ここの風景には、
様々な思い出があります。

さて、海岸に出ると右手には、
よくお世話になった
公衆便所があるのですが、
いつの間にか、
モダンな建物に
新調されていました。

時とともに、
ポツリポツリと
風景が変わっていくのですね。

ここだけではなく葉山は、
この2〜3年の間、
ここかしこで
古い建物が壊され、
賑やかに槌音が聞こえ、
いつの間にか、
ポツリポツリ、の雨が溜り、
スタバができてしまうほどに
だいぶ風景が変わりました。

望むにせよ、
望まざるにせよ、
時とともに
風景が変わるのは世の常。

だけど、
風景が変わるとき、
転校生が来たときのような
ワクワクする気持ちよりも、
去りゆく姿への想いのほうが強く、
淋しいと感じることが多いのは、
なぜだろう。

かくゆう自分は、
淋しいと思わせることに
手を貸している身。

そのことを
忘れないでいようと思います。

2007年11月2日

クスクス

カテゴリー: 今日のできごと


もう少ししたら
M田くんが東京を去り、
兵庫県に居る両親の元へ帰るというので、
ピスカリアで一緒に
昼食をいただきました。

メニューに、今までお目にかかったことがない、
「クスクス」という愉快そうな名前の食べ物があったので、
早速注文。

イタリア風スープチャーハンといった風情で
美味しかったです。

Iさんは、何作ってもウマイなー。

ところで、兵庫に帰るM田くん、
山梨の山奥を「開拓」した
立役者の一人。
彼が兵庫でまたどんな活躍を見せてくれるのか、
とても楽しみです。

楽しみな場所がまた一つ
増えました。

2007年10月31日

小金井公園に行く

カテゴリー: 今日のできごと


これから家を建てる予定の方と
材木屋さんとで、
家の設計の参考にと、
小金井公園に行きました。

ここは、
古民家があったり、
風格のある蔵があったり、
「千と千尋の〜」の原風景があったり、
はたまた前川國男自邸があったり、
実に楽しい。

たてものづくりを生業とする身には、
たまらない場所です。

また、こういう場所をご一緒すると、
空間の志向性をなんとなく感じることができて
いいですね。

さて、こうして改めて写真を見ると、
昔の人たちのデザインって、
けっこう派手ですよね。
冷静に社寺仏閣など見ていると、
本当に派手です。
そう考えると、
現代の空間は本当におとなしい(笑)。

また写真のとおり、
背景の緑が豊かだと、
やはり空間を豊かに感じますね。
空間は、建物だけではない、
外も内も含めて考えていくべきもの
ということに気づかされます。

2007年10月28日

綿の実

カテゴリー: 今日のできごと


こどもが外で、
「おもしろい花が咲いたよ!」
と大騒ぎ。

見てみたら、
綿の実でした。

春先、
以前の建て主さんのKさんから
綿の種をいただいたので、
敷地の一角に撒いたのです。

Kさん、
ありがとうございます。

2007年10月27日

ライトを堪能

カテゴリー: 今日のできごと


今日は
昔居た会社の知人の結婚式でした。

久しぶりにスーツ着用。
昔の自分に戻ったようでした。

それにしても結婚式はいいなあ。
こちらも幸せをもらいます。
Tくん、おめでとう。

さて結婚式の場所は、
目白にある自由学園明日館でした。
建築が大好きなTくんならではの選択。
そう、フランク・ロイド・ライトの設計です。
結婚式もよかったですが、
建物も堪能しました。

ライトは、
家具、建具、照明器具など、
細かい部分のデザインが、
楽しいですね。

2007年10月26日

日本を詰めた箱

カテゴリー: 今日のできごと


今日は、
トラーベ・アート・フェスティバルの一環で、
「鎌倉遊山!」の日でしたが、
あいにくのお天気のため、中止。

その代わりドイツ人の方々と、
「箱膳」を使って昼食会を楽しみました。

箱膳の作法でごはんをいただいて、
改めて箱膳は、
日本人の生活の美学が凝縮された道具だな、
ということを感じました。

なお、今回使った箱膳は、
川霧の美しい会津三島町産。
日本ならではの、
桐の木で作られています。

また、ごはんをいただく道具だから、
できるだけ安全な素材を使いたい、
ということもあり、
工場に無理を申し上げて、
使った糊は、ニカワ由来、
塗装は、エゴマ油、と、
これも昔から日本で使われてきたもの。

「食」と「道具」と、
秋雨の降りしきる中、
築約80年の古い民家で、
‘日本のココロ’を
堪能した一日でした。

2007年10月23日

「鎌倉遊山!」を下見

カテゴリー: 今日のできごと


トラーベ・アート・フェスティバルの一環で今月26日行われる「建築家といく鎌倉遊山!〜鎌倉の山と文化と料理を楽しむ〜」の下見に行ってきました。

「建築家と〜」となっていますが、
山や庭も歩くので、
元居た会社の先輩であり、
今は鎌倉で植木屋をやっている
さくらいさんも同行。

正解でした。

やはりまちの要素は、
建物だけではありませんからね。

参加した皆さんには、秋の鎌倉を、
重層的に案内できれば、と思います。

それにしてもいい天気で、
秋の山は気持ちよくて、
おまけに見事な夕陽に巡り合えて、
下見とはいえ、
十分堪能しました。

本番が楽しみです。

2007年10月21日

芸術は糸

カテゴリー: 今日のできごと

今日は、現在鎌倉で繰り広げられている
トラーベ・アート・フェスティバルの各催しを楽しみました。

夕方からでしたが、自転車を使って3ヵ所。
展示のみならず、自ずとその行程、
秋の鎌倉のまちを楽しむこととなりました。

また、このイベントの準備を通じて知り合った、
鎌倉に縁のある芸術家の方々の展示だっただけに、
より楽しく、親しみをもって作品を堪能しました。

芸術は糸。

芸術は、国を越え、人と人とを結び、
まちに散らばっている宝物を結ぶ、ということを、
このイベントで改めて感じました。

あと1週間。
多くの皆さまに
楽しんでいただければと思います。

2007年10月13日

土を学ぶ

カテゴリー: 今日のできごと


本日、2007木の建築塾第2回目開催。
木を取り巻く「素材」を軸に、
今年の木の建築塾は繰り広げられています。
その2回目テーマは、土(左官)。

講師に湯田工業 湯田さんをお招きし、
私が案内役のもと、
鎌倉く邸の現場にて、開催いたしました。

進行中の現場で講義という、
木の建築塾始まって以来、
今までにない試みでしたが、
湯田さんの周到な準備、
また建て主や現場の協力もあって、
なかなか有意義な会だったのではないかと
思います。

そして皆さま、
遠いところご参加いただきまして、
ありがとうございました。

まず湯田さんに、
土壁の下地となる
竹小舞の見本を色々用意していただき、
解説していただきました。

私も現場では、
「総四つ小舞」と「簾小舞」しか
ナマで見たことがなかったので、
たいへん勉強になりました。
竹小舞も、相当奥が深い。

次に、
土やスサなどの土壁の材料となる素材、
土壁の工程、
土壁の仕上げについて、
見本を示して説明。

土壁は、
土、水、スサ、砂、という、
どこにでもある、またそれだけの素材の中で、
職人の幾重にも重なる手間と優れた技術、
また様々な知恵と発想で、
無限の世界が繰り広げられることを再認識。

とはいえ職人として、
諸手を上げて土を礼賛するのではなく、
土は自然界にあるものだから、
いいところもあれば、
悪いとこともあるという、
言葉が印象的でした。

土は生きているということ、
土を舞台に、
土とともに生きとし生ける、
私たち人間との付き合い方がとても大事、
ということですね。

だから土の世界は、
たまらなく魅せられるのです。

2007年10月4日

即席植木職人見習い

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ユエあって午後、
我が家もいつもお世話になっている
植木屋の遠山さんの
お手伝いをしました。

10月中旬より約2週間にわたって開催される
トラーベ・アート・フェスティバルの
準備を兼ねて、
カジュ・アート・スペースでの作業でした。

こうして緑一面眺めながら、
汗かいて仕事するって、
とても気持ちいいですね。

ちょどよい
気分転換になりました。

都合が合えば、
たまーーーーには手伝いますよ、
遠山さん。

(今日は写真撮り損ねたので、
写真は4月の現地の様子。)