秋ですなあ
って顔してます。
すっかり
涼しくなりましたね。
今日八王子の現場へ寄ったら、
竹小舞かきがほとんど終わり、
荒壁土が塗られ始めていました。
これらはほぼ全て、自主施工。
竹小舞で下地を作って…、という壁は、
今やとても珍しくなってしまって、
職人さん自体いなくなってしまったと
思われがちです。
もちろんそれらの仕事も
奥深い世界ですが、
しかしやる気と時間と根気があれば、
実はこうして、
私たちでも作ることができるのです。
昔昔は、
「結」という仕組みの中で、
村中の人が集まって、
自分たちで壁を作っていたようですしね。
私は自分たちで家を作っている時の
現場に流れている
愛の静寂に包まれた空気感が好きです。
最近こうして、
お時間の許す限り、
自分たちで壁を作る建主さんが
増えてきました。
これからも大歓迎です。
阿闇梨餅!
お土産になる和菓子は、
アンコと何かの組み合わせで、
荒っぽくいえば、
どれも同じような印象ですが、
その中でもこの阿闇梨餅は
一歩秀でている
という感じがします。
甘さを抑え気味のアンコと
ほどほどにもちもちした皮の
バランスが絶妙で、おいしい!
京都に行った際には、
ほぼ毎回、
お土産用はもちろんのこと、
自分用にも購入します。
出会いは学生の頃。
阿闇梨餅の製造元が
通っていた大学の近所、
しかもよく行っていた定食屋の
目の前にありまして、
研究室で泊まりがけの見学ツアーに行く際、
先輩がそこでお土産として
阿闇梨餅を調達していたのを見て
初めて知りました。
それ以来私も、
食べておいしかったので、
ずっと京土産として
利用させていただいております。
当時は売っているところも
限られていましたし、
お土産に持っていくと
珍しがられたものでしたが、
今は売場に行くと、
阿闇梨餅のところだけ
行列ができているというほど、
大人気!
お持ちすると、
「これ、おいしいのよねえ」
と言われるほど、
認知度も高まったように思います。
アジャリモチという
一見イカつい名前も
印象が強いので、
覚えてもらいやすそうですね。
たまに本店に行って
購入するのですが、
なかなか滅多に機会のない、
自分を育ててくれたまちに
足を運ぶ口実ができるというのも
うれしいかぎりです。
昨日今日と、
天竜川の支流、
気田川を下りました。
私の場合、
川を旅しなければ、
夏が来たとはいえません。
詳しくは後ほど
こちらで報告しますので、
お楽しみに!
このあたり、
見覚えあるなあと思ったら、
一昨年末の木の建築塾で
来たところです。
先日の建主さんとの
打ち合わせの際、
京都嵐山の大河内山荘のことが
話題に出たので、
妻の実家に帰省している間、
早速行ってまいりました。
京都で観光、というと、
寺や神社に目が行きがちですが、
この個人の財を投じて
長年作り上げた庭園は、
京都のよさが
ぎゅっと凝縮されていました。
しかも、
こんなにすばらしい
空間であるにもかかわらず、
あまり知られていないのか、
入園料がやや高めだからなのか、
(大人1千円、子ども五百円)
観光客でごった返しているわけでもなく、
落ち着いて堪能できるというのも
よかったです。
見学後にいただける
抹茶とお菓子のサービスも、
歩き回って汗をかいた身体に
うれしいご褒美でした。
紅葉の美しい季節に
また来たいなあ。