上下ガラリ付きの板戸完成
鎌倉大町み邸にて。
先日完成を見届けられなかった
上下ガラリ付きの収納建具を
今日見ることができました。
上に向かって
赤身から源平へ。
建具屋の新井さんが
並べる杉の板は、
あいかわらず美しいです。
鎌倉大町み邸にて。
先日完成を見届けられなかった
上下ガラリ付きの収納建具を
今日見ることができました。
上に向かって
赤身から源平へ。
建具屋の新井さんが
並べる杉の板は、
あいかわらず美しいです。
鎌倉大町み邸にて。
収納部分の建具が
今日取り付けられます。
収納の中の
空気の対流のため、
上下ガラリ付き、
また裏に鏡を貼るという
仕掛け満載の建具。
建具はこうして
機能の要請に合わせたデザインを
考えるのが楽しいです。
完成を見たかったけど、
次の都合のため、
後ろ髪引かれるように
現場を後にしました。
鎌倉長谷ゆ邸にて。
三日目に竹小舞かき隊が解散し、
竹小舞の美しさに
酔いしれる間もなく、
今日は土塗り隊を結成しました。
今日も平日にもかかわらず、
延べ15名近くはいたでしょうか。
そのうち二人は本職の左官屋さん、
またタイル職人の小沢さんも
駆けつけてくれて、
まずは左官屋さんの指導のもと、
素人の方々が土を塗り、
そのあと本職の左官屋さんが仕上げる、
という流れで進めました。
人数が多かったこともあり、
3時頃には全ての竹小舞が
ねっとりとした粘土に覆われました。
土塗りの体験作業の機会で
いつも思うことですが、
左官仕事は職人が塗っていると
いとも簡単そうに、
優雅に見えるのですが、
いざ自分がやってみると、
コテが思うように扱えず、
周りを汚しまくり、
そして余計な力が入るからかもしれませんが、
あのようになめらかには到底動けません。
この土塗り作業は、
夢中になって作業する楽しさとともに、
職人の凄みをとくに感じます。
職人の凄みって、
結果で見ることしか
なかなかできないと思うのですが、
こうして過程で知る機会も
折を見て作っていきたいと思います。
それではご参加いただいた皆さん、
ご指導いただいた職人の皆さん、
どうもありがとうございました!
早朝、私のボルボで
先月仕込み直した土を運搬。
さらに藁を投入して
塗る土を仕込みます。
左官屋さんの指導のもと、
早速土塗り作業。
作業中、なぜか歓声と笑い声が
響き渡ります。
塗っている面の裏から見ると、
竹の格子の合間から、
土がむにゅうっと
顔を出していました。
この無数の連続も、
美しかったです。
毎回恒例、
建主さんお手製の
おいしいお昼ごはん。
心が伝わって、うれしいなー。
昨日作業が完了した
長谷ゆ邸の竹小舞。
朝仕事を始めてまもなく
作業途中に地面を見ると、
竹小舞の影が
映し出されていました。
竹小舞を下地とした土壁は、
環境とつながりが深いこと、
それも大事。
いずれ土に還ること、
それも大事、
伝統的な技術が受け継がれること、
それも大事、
しかし自分が土壁を
作り続けていきたい
いちばん大きな理由は、
楽しくて夢中で作っている間、
ふと周りを見渡すと、
こうしてハッとするほど
過程が美しいこと、
そしてその結果、
とても心地よい
居場所になること。
つまり理屈ではなく、
自分基準の感覚が、
そうさせているのだと
今日改めて思いました。
感覚でものを語ることが
どことなく軽く見られがちな
ご時世ですが、
美しい、心地よいという
数値では言い表せない感覚を
敢えて表現していこうと思います。
土壁を感覚で感じられる場が
少なくなってしまった今だからこそ、
とくにそう思います。
すっかり春ですね、という会話が、
今日のためにあるような陽気の中、
今日は長谷ゆ邸で竹小舞かき隊でした。
平日の、しかも年度末の日にもかかわらず、
延べ4人の方にお越しいただきました。
ありがとうございます!
作業は細かいところも含めて
それなりに残っていましたが、
皆さん夜7時前まで残業してくれて、
無事全ての仕事が終わりました。
これで長谷ゆ邸での竹小舞かき隊は解散。
いつものように達成感に浸りながら、
しばらく夜景を撮影しました。
そしていつものように、
この楽しい仕事が終わると思うと、
さみしい気持ちにもなりました。
3日後の4月3日には、
みんなでこれに土を塗りますので、
この美しい竹の格子は
土の中に埋れてしまいます。
しかしこの諸行無常と
過程の美が、
日本的だなー、と
思ったりもします。
ということで3日後またここで
お会いしましょう。
既存の造作物の合間を縫って
仕事しなければならない難しい壁を
2人一組で作業。
しかし会話しながら、
なんだか楽しそうでした。
お昼は建主さんお手製の
野菜たっぷりのカレー。
大勢で食事する時の定番。
おいしかったです!
今日の三角形マニア(笑)の仕事。
とくに小さい三角形はシビれました。
作業終了後、
いつものように
余韻に浸りながら
夜景の撮影大会でした。
鎌倉長谷ゆ邸の竹小舞かき隊、二日目。
今日も平日にもかかわらず、
たくさんの人がお手伝いに
来てくださいました。
そのほとんどが、
二回目以上のご参加、
しかも急きょ、
きらくなたてものやの過去の建主さんも
来てくれました。
竹小舞かきの仕事が
楽しいからだとは思うのですが、
またお手伝いしたい、
という気持ちが
本当にうれしいです。
そして要領を分かっている皆さんの
何と頼もしいこと。
「結」を重ねてきたことの力を
改めて感じました。
おカネを節約することから
始めたことではありますが、
「結」を通じて得たご縁が、
本当に貴重な財産です。
難しいところなのに
なんのその。
次第に点が面となり、
夜景もいい感じになってきました。
鎌倉長谷ゆ邸にて。
今日からいよいよこの場で
竹小舞かき隊が始まりました。
月曜日、平日にもかかわらず
ご都合の合間を縫って
入れ替わり立ち替わり、
たくさんの方々にお越しいただき、
本当にうれしく思います。
この膨大な単純作業の繰り返しも、
「結」の力を借りれば
楽しいできごとになります。
そしてこの場にいる仲間と
世間話を楽しんでいるうちに、
美しい成果が目の前に現れるのが
竹小舞の面白いところ。
今週は一日置きに
「結」を楽しむ予定です。
お昼前の様子。
二人組で向き合いながら生まれる
たわいもない会話が
楽しそうです。
今日のお昼は
建主さんお手製のちゃんこ鍋。
改修の仕事は、
お昼や休憩などの時間を
あったかい場所で過ごせるのが
いいですね。
今日の成果の一つ。
この壁に向き合っていた人たちを
きっとずっと忘れません。
今日はうちの横で
鎌倉長谷ゆ邸で使う壁土を用意する
泥こね隊。
今日という日に、
たくさんの人たちに囲まれて、
命の源の一つである土と向き合えることは
本当にありがたいことです。
そして2時46分、
ここにいるみんなで
静かに手を合わせました。
北風が冷たかったですが、
元気に裸足で泥の中へ。
フネの中とはいえ、
滑るので縁に掴みながら
その場で足踏み。
お互い合いながら
足踏みする母娘。
ほんの一瞬のできごとでしたが、
心温まりました。
お昼は寒かったので、
自分があるもので作った
味噌煮込みうどん。
作業の合間に産まれた
ドロコネくん。
小学校一年生の女の子作です。