スギで包む
埼玉県の某中高一貫校にて
教室改装工事の仕事を
いただいているのですが、
今週一教室分の大工工事が
ほぼ終わりました。
一つやってみて
今後の施工計画などを
練っていきます。
ところで今回の改装では、
地元で採れるスギを中心に使い
教室の壁と天井を
スギで包む計画としました。
建具付きのロッカーも
全てスギです。
つい先日までは雨ばっかりで、
たまにはお天道様ガンバレと思っていましたが、
いざがんばっていただくと、
やはりアツいですね。
今日も飲んだ水分が
直ちに汗として蒸発するほど
暑かったです。
竹小舞かきは、
地味な作業に見えて、
脚立を昇ったり降りたり、
変な態勢で作業したり、
力強く縄を引っ張り続けたり、
けっこう身体を動かしています。
とくに体幹を
常に使い続けます。
なので作業していると
いつの間にか汗びっしょり、
夕方になると、
少なからず疲労感を感じます。
しかし竹小舞は
達成感を感じることができるし、
その疲れが気持ちよかったりします。
ということで
今日は割と少ない人数でしたが、
壁8枚を完成させることができました。
1階はあと少し!
子どもたちが大人たちに
作業を指南し、手助けしています。
この光景を見て
着実に種が蒔かれていることを実感し、
とてもうれしくなりました。
親子で作業。
これもいい光景です。
今日のお昼ごはんは
子どもたちの要望に応えて
パーティー風に。
やりづらい幅の狭い壁も
一面終わりました。
夜景が楽しくなる予感。
それにしても夕暮れが
早くなりましたね。
今年の夏の
きらくな三きょうだいの一つ、
鎌倉は邸のタケコマイかき隊が
始まりました。
今日は平日だというのに、
何人いたでしょうか。
恐らくお手伝いの方は
延べで15人はいたと思います。
おかげさまで、
初日だというのに
とてもよく進みました。
私はもう段取りで精いっぱい、
まともに写真を撮れませんでした(笑)。
初日はあまり進まないものですが、
なぜこんなにも進んだかというと、
この夏から、あるいは
数年前からの方も含めて、
繰り返し来ていただいている方の存在が
とても大きかったです。
その方々と
初めて作業する方が
ペアになることにより、
私が手取り足取り
教えるという場面がほとんどなく、
段取りに専念することが
できました。
その結果今日は、
なんと壁14枚完成、
2枚は半分まで、
1階の約7割、
というところまで行きました。
スバラシイ!!!
それと今日は、
去年の秋に竹小舞を行った
「ふかふか」の関係者が来てくださったり、
近所に住む(というほどでもありませんが)
約10年前の建主さんも
差し入れを持って
顔を出してくれました。
このまちで「現代版結」の輪が
徐々に広がってきていることを実感して
とてもうれしかったです。
次回はあさって8月25日!
またたくさんの方々との
出会いと再会を楽しみにしております。
上里は邸が始まる同じ日に、
埼玉県でもう一つ、
改装の仕事が始まりました。
スギを多く育てている
まちの中にある学校の仕事なので、
教室をスギで包む予定です。
藤沢い邸にて、
タケコマイかき隊3回目。
雨が続く8月ですが、
藤沢い邸でのタケコマイかき隊の日に関しては、
いつもお天道様ががんばってくださり、
今日も雨に濡れることなく
作業することができました。
今日の参加者は、
お手伝いの方が8名+子ども3名
来てくださいました。
「まちなかに土壁をふやす会」を通じて
遠方からたくさんの方々がいらっしゃった一方で、
なんと現場から歩いて3秒(笑)の
お向かいの方も来てくださいました。
こうして現場で
初めて顔を合わせる様々な方が
二人一組で共同作業を行うのですが、
時に世間話をしながら
いっしょに手を動かしていると
作業している組同士の
絆はもちろんのこと、
現場全体に輪ができて
一体感に包まれるような、
今日はとくに
そんな感じがしました。
その空気に私は
とても幸せを感じます。
そのような過程を通じて
今日は2階の壁が
半分くらいいったでしょうか。
次回は8月27日(日)。
また違う輪ができることを
楽しみにしております。
親子、
最初は見知らぬ人同士…、
様々な組み合わせで
壁の両面から
二人で向かい合って作業。
この光景が
とても好きです。
二人で間渡し竹に
楽しそうに釘を打っていました。
この二人組がとくに
終始楽しそうで、
その様子を見て
こちらも楽しくなりました。
お昼ごはんは、
給食のように配膳するのが
恒例になってきました。
今日も建主さんのお手製の料理が
とても美しくておいしかった!
たいへんでしょー、と問いかけると
いやいやなんだか楽しくなってきちゃって、
と答えていましたが、
その様子が
料理から伝わってきました。
おやつまでもが
自家製のフローズンバナナ。
そして参加者から
差し入れていただいたブドウ。
午後から蒸し暑くなってきたので、
身体に沁みわたりました。
一昨日、昨日に引き続き、
狭山こ邸のタケコマイかき隊、3日目。
私は午前に他の現場に
行かなければならなくなり、
午後に合流、
それまでは
建主さんとお手伝い1名の方が
作業を進めてくださり、
また夕方から、
建主さんの奥さんの妹が
来てくださいました。
いずれもこの三日間、
作業をしてくださった方々、
もう私が多くを語らなくても
作業が難しい場所でも
どんどん仕事が進みました。
連日作業を行うと、
やはり習得が速い気がします。
しかも今日は日が暮れてからも
みんながんばってくださり、
予定していた「ゴール」まで
ごくわずかとなりました。
そんなわけで
日曜日も作業を予定していますが、
半日もあれば終わってしまいそうです。
日曜日はたくさんの方に
参加の申し込みいただいていましたが、
たいへん申し訳ありません、
またの機会に、ということで
お願いいたします。
ところで今日、
通りすがりの年配の方が
現場の前でしばらく足を止めて、
とてもうれしそうに、
「なつかしいねー」
「今日はいいものを見た!」
と連呼していました。
こうして声をかけられると
応援してくださっているようで
とてもうれしいです。
やりづらい幅の狭い壁を
二人がかりで。
地味に(笑)、
三角形の仕事もありました。
汗をかいた後の
スイカはステキです。
この時間まで
作業しました。
夜景がよい感じです。
藤沢い邸にて。
群馬藤岡から五十嵐さんと
埼玉志木から金子瓦店が来てくださり、
屋根に達磨窯で焼いた燻し瓦を
荷揚げしていました。
気のせいか、
現場で金子さんとお会いする時は、
いつも汗だくになる
暑い日のような気がしますが、
気のせいでしょうか(笑)。
ところで
今日はわずかな時間でしたが、
五十嵐さんと瓦を焼く
火の温度の話をお聞きしました。
達磨窯に焚く火の温度は、
高ければいい、どれも同じでいい
というわけではなく、
達磨窯の形状によって
微妙に変える必要があるということ、
また温度を高くするために
一気にその温度に持って行ってはダメで、
徐々に上げていかなければならないこと、
そんな話を聞いていると、
窯も「生きもの」なんだな、
と思いました。