こちらもアート
夜の帳が下りきった時間に、小田原の竹baseに。きらくなアルバイターたちの手で割られた、割りたての竹が高く積まれていて、ほんのりとした乳のような香りとともに、丸竹だけではなく、こちらもアート作品のようでした。
それにしても里山の奥まで入ると、月明かりが本当にありがたい。
月曜日恒例の、藤岡た邸のタケコマイ隊。今回は、「いつもの」顔ぶれで和気あいあいと(いつもか笑)。1階は間仕切り壁が進んで空間の様子が見えてきて、2階も外壁廻りが始まりました。
それにしても、先週は吹きつける風が痛いほど寒かったのに、今日はあたたかかった。作業場所が主に足場の外だったのでありがたかったですけどね。
改修工事が9割9分終わり、静まりかえる家の中でお渡しする準備。なんだかさみしいですけどね。名残り惜しいので、写真をたくさん撮りました。間接照明のところを写すのが難しいな。
縁側だったコンパクトな場所に、最近までラグビーしていた巨漢のムスコのための部屋を作りました。彼の身長を聞いて、彼でもギリギリ不自由なく身体を取り回せ、しっかり勉強とゲームもでき、足を伸ばして寝ることのできる寝ぐらとなりました。
こうしてヒミツキチのような空間に。はい、ヒミツキチ作るの大好きです。昔っから知っている子ということもあって、この場所作りには自ずと力が入りました(笑)。
また2層とするために天井高を上げたので、隠れていたマツの丸太が露わとなり、デザイン上のアクセントとなっています。
鎌倉佐助は邸のカキシブ隊2日目。今日は昨日までのことを考えるととても寒かったですが、この時期はこんなもんなんでしょうね。また柿渋塗りはずっと歩いているようなものなので、塗り始めると案外寒さが気にならなかったです。
さて先週のカキシブ隊では大きな材寸の梁を塗り、順調に進んで3時のおやつの時間には塗り終わり、それに対して今日は垂木と土台。材木が積んである様子を見たらぜんぜん楽勝…、と思いきや、今回は屋根の形状が象徴的な家なのでした。細々とした部材も含めて、垂木が塗っても塗ってもなかなか進まず、やっと1回目塗り終わったのが午後2時半。今日は何時に終わるんだろう…と思いつつ、3時のおやつもいつもより短めにして、ちょうど6時頃作業を終えることができました。
垂木にはいつも騙されますが(笑)、今回は短めの部材が本数多くあったので、より手間がかかりました。干す場所もたくさん必要になりますしね。垂木から4寸角の土台に移行するときは、なんて塗るのが楽なんだ、と思ったくらいです。
とにかく、隣で刻んでいた大工が仕事を終える時間までに終わってよかった。達成感ハンパないです。
1月は、昨秋の新月に伐った竹を竹林から搬出する作業を毎週水曜日に行う予定です。それでも竹を割って節を取っての作業を含めたら、今年中に終わるんかな…、と思う量。竹林の前に立つとあまりの量に途方に暮れてしまいますが、やるべき仕事がたくさんあるって幸せなことです(笑)。
それでも今日一日みんなで手を動かせば、手を入れたあたりは、観光地にしたいと思うほど明らかに気持ちよい竹林に生まれ変わります。竹林で汗をかくこと自体気持ちがよいことなのですが、この達成感がホントたまりません。というわけでみなさんぜひ来週以降も来てください。
なお今回はきらくな仲間たち6名、またお昼はフリースクールここだねの子どもたちと一緒にごはんを食べて、一緒に遊んでもらいました。