土間の敷瓦貼り進行中
熊谷の家にて。
二十数畳分ある
居間の土間の敷瓦貼りが、
大詰めです。
瓦の出処は、
いつもの群馬藤岡、五十嵐さんが
達磨窯で焼いたもの。
一枚一枚の表情が個性的だからこそ、
面になるととても美しい瓦の土間。
養生の剥がれる日が
楽しみです。
熊谷の家にて。
二十数畳分ある
居間の土間の敷瓦貼りが、
大詰めです。
瓦の出処は、
いつもの群馬藤岡、五十嵐さんが
達磨窯で焼いたもの。
一枚一枚の表情が個性的だからこそ、
面になるととても美しい瓦の土間。
養生の剥がれる日が
楽しみです。
熊谷の家にて。
熊谷の家の南面と東面、
よく見える外壁の面は真壁、
つまり柱梁が見えるデザインですが、
北面と西面、
あまり人目につかない外壁の面は、
板張りとしています。
現在の大工工事は、
その板張り工事が大詰め。
今回はまず厚さ5分の板を張って、
次にその継目の部分に
目板を張るというデザイン。
手間がかかりますが、
その分陰影のある表情となります。
「裏」の部分というのが
もったいないです(笑)。
この秋、またもう一つ、
コンクリートの箱の中で、
スギとヒノキに包まれた
ヒミツキチを作らせていただきました。
わずか約3帖の部屋ですが、
居場所のたくさんある、
楽しげな空間となりました。
勉強机があり、ベンチがあり、
本棚があり、収納があり、寝床があり、
またヒミツキチならではの
ヒミツの小物を隠す場所(笑)が
階段の下にあります。
暮らしや住まいの源流を探るため、
最近は環境考古学に関する書物を
好んで読んでいます。
一言、すごくおもしろい。
私たちを取り巻く自然環境が、
とりわけ植物の相が、
私たちの暮らしや文化を規定し、
地域ごとに特色あるものを
醸成してきたということに
改めて気付かされます。
それとともに、
この数万年の間だけでも
気候が大きく変動し、
それに伴い、
地形も想像をはるかに越えるほど
大きく変動してきたということに
驚かされます。
実は昔は数km先まで陸でした、とか、
あるいはこの山は海の底にありました、とか、
あまりにも大きく
地形が変化してきた様子を知っても、
なんだか実感がありません。
ただいずれにしても、
昔からそこにあったと
思えるような風景でも、
それが永遠に続くということは、
ありえないのだ、
ということを知りました。
それに対し私たちは、
永遠を約束したかのような、
まちの基盤や施設を
作り続けています。
また私たちが暮らす環境を
永遠に維持できると思われる
(というよりも思いこんでいる)
技術や道具を手に入れることができました。
人間の叡智を結集して作り上げた永遠が、
宇宙の気まぐれに対抗できるのか、
それは将来にならないと
実のところよく分からないと
思うのですが、
少なくとも、
狩猟採取生活が
数万年も続いた一方で、
数千年前に起こった
四大文明の跡地のほとんどが
今は砂漠になっているということは
歴史の教訓として
肝に銘じたほうが
よいと思いました。
そして私たちの暮らしの舞台が
年月とともに移りゆくのだとすれば、
私たちはまさに
一時の借り物の上に
暮らしているわけで、
今よく言われている
「持続可能性」とは何なのかということを、
改めて考えさせられました。
暦というものは正直なもので、
立冬を過ぎたら、
肌寒さが増したような気がします。
エネルギーの話に関心が高まっている今、
皆さんのエネルギーを掛け合わせて、
あたたかく過ごすことができればと思います。
さて表記の件、
現在横浜市港南区のほうで進めていた家づくりの現場が
もうじき完成の頃を迎え、
そこで建主さんのご厚意をいただきまして、
完成見学会を行う運びとなりました。
この家は木と土でつくった
「みなとの家」、
港町横浜だから、
ということもありますが、
その理由は、
ぜひ見学会の際に
お確かめください。
子どもの頃聞いた
‘なぞなぞ’のようなお話です。
それでは多くの方々のご参加を
お待ち申し上げております。
【横浜「みなとの家」完成見学会】
・日時…平成25年11月23日(土・祝) 10:00〜16:00
(設計趣旨説明会(約30分)…14:00〜/15:00〜)
・場所…横浜市港南区日野
※「みなとの家」家づくりの記録
●ご参加申込要領
恐れ入りますが、
予約制とさせていただきます。
ご参加希望の方は、
お手数ですがその旨以下の宛先まで
・お越しになる概ねのお時間
・参加人数(大人、子ども)
・交通手段
・説明会参加の有無
を添えて、ご連絡をお願いいたします。
tamotsu.hidaka@kirakunat.com
ご連絡を頂いた後、
詳しい場所や事務連絡等をご返事させていいただきます。
今日から逗子エネルギーカフェが
始まりました。
「あんじろうハウス」という
古い民家を自主保育の場として
活用している場所をお借りし、
約10名ほどの方々と
今日は「暮らしのエネルギーを見つめる」
というテーマで学びつつ、
交流を深めました。
集まった方は、
平日の10時半〜という設定も手伝って、
お母さんたちが中心。
そうしたこともあって
実におだやかな、
やさしい時間を
過ごすことができました。
そして後半のワークショップでは、
明日から取り組めそうなアイディアが
満載でしたね。
今日を皮切りに、
逗子でも楽しいエネルギーの輪が
作られていきそうです。
休憩のお昼ごはんは、
一品持ち寄り。
一品持ち寄りは、
一人ひとりのエネルギーが
掛け算になる感じがします。
みんなの一品を
一つのお皿に。
ホントおいしかった!
お昼ごはんを食べた後は、
エネルギーを節約する工夫を
みんなで持ち寄りました。
話し合いは盛り上がって、
所定の時間を
だいぶ越えてしまいました。
でも楽しかった!