ブログ
2013年3月11日

走りながら愛注ぐ

カテゴリー: 鎌倉大町ほ邸

鎌倉大町ほ邸にて。

現在床と壁と天井を剥がしながら、
作業を進めています。

初期の段階は、
割と状態のよい下地が
お目見えしたのですが、

後半になるにつれ、
傷んでいる箇所が
目立つようになりました。

そのたびに、
大工や基礎屋さんたちなどと
現場で打ち合わせして、
どのように対応するか検討。

状況に応じて、
応用力が求められます。

そんなわけで
現場が始まって以来、
7割の日数は
ここに来ているでしょうか。

まさに走りながら、
ものごとを決めていきます。

しかし古民家の改修では、
これはつきものの作業。

むしろ、
こうして現場との密度が
濃くなればなるほど、
愛着が沸いてきます。

少しでもこの建物が
長生きできますように。

2013年3月8日

巣立ち

カテゴリー: 今日のできごと

地元の中学校の卒業式に招待いただき、
出席しました。

卒業式では毎年のように
感動するのですが、

今回も楽しく一生懸命
学校生活を送ってきた様子が伝わってきて、
その感動は例外ではありませんでした。

また今年は我が子の卒業、
というわけではありませんが、

職場体験などの体験学習や
ラグビースクールなどで
知った顔の子もいると、

やはり我が子の場合と同じように
感慨深いものがあります。

文字どおり
地域に見守られて
育った子どもたち、

今度は
‘外の世界’にはばたき、
外の空気を存分に
楽しんできてください。

白亜の基礎完成

カテゴリー: 鎌倉みや邸

鎌倉みや邸にて。

基礎工事完了。

白亜の基礎が、
露わとなりました。

その後水道屋が入り、
外構関係の土間を打って、
来月予定の上棟に
備えます。

それにしても今日は、
花粉が多いなー。

自転車でここまで来たら、
一気に目が腫れてきました。

2013年3月3日

格子を編む

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

玄関の欄間にある硝子が、
キャットウォークと
バルコニーの格子を映し、

それが重なり合って、

ぼんやりと
格子を編んだような
欄間のデザインを
作っていました。

光る箱

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

半畳の吹抜けの
直下にあるワンコインライト
格子状の手摺を照らし、
光る箱のように見えます。

ワンコインライトは、
全方位に光を放つので、

こうした「上向き」の演出を
行うことができます。

光る床

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

玄関の上のキャットウォーク。

玄関の照明に照らされて、
床が光るように見えます。

障子はしまる

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

ここが‘現場’として最後の日、
障子が入りました。

障子が入ると、
空間が締まりますね。

それは建具全般に
言えることですが、

やはり障子の存在感は、
大きいです。

室内の温熱環境の維持にも
大きく寄与する障子、

活用していきたいですね。

灯りと荒壁

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

この家の二階は、
ほぼ全て荒壁土のまま。

‘強い土’ならではの
収縮によるひび割れと、

竹小舞の縦簾が
透けて見えるような縦の波が
味わい深く、

とくに灯りが当たると
その表情が強調されます。

本来は「下地」
なんですけどね。

昔ながらの家づくりは、
作る過程も美しいので、

こうしてそのまま
仕上げにしてしまうことも
あります。

2013年3月1日

栗板の厨房納まる

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

栗板の厨房が納まりました。

こうして作り込む厨房には、
様々な仕掛けがあります。

鍋などを引っ掛ける
ステンレス製の吊金物が隠し味。

厨房の設計は、
機能美が現れるからでしょうか、

また自分も
上手ってわけではないですが、
料理は好きな方なので、

ホンマ大好きです!

2013年2月28日

コウヤマキの浴槽納まる

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

サワラと十和田石に囲まれた浴室に、
コウヤマキの浴槽が入りました。

高貴な香りが辺りを包みます。

コウヤマキは、元々貴重な木でしたが、
秋篠宮に男の子(悠仁さま)が生まれた時、
コウヤマキがお印の木となったため、
更に手に入りづらい木となりました。

しかしいいものはいい。

加工しやすく、
木肌も香りも高貴で、
水にも強い、
丈夫な木です。