時代が絡み合う
鎌倉古民家の改修現場にて。
(ああもう現場ではない(4回目…))。
今日はほぼほぼ、
壁が仕上がりました。
これで本当の完成まで、
目前の状況となりました。
さて先日、
この家に新たに入った建具を
紹介しましたが、
この家にはその数と同じくらい、
古い建具が使われています。
新たな白い壁と古い木組み、
それと呼応するように在る
新たな建具と古い建具、
モダンな感じとなつかしさ、
それぞれの時代の要素が絡み合って、
この家の居間が構成されています。
鎌倉古民家の改修現場にて。
(ああもう現場ではない(4回目…))。
今日はほぼほぼ、
壁が仕上がりました。
これで本当の完成まで、
目前の状況となりました。
さて先日、
この家に新たに入った建具を
紹介しましたが、
この家にはその数と同じくらい、
古い建具が使われています。
新たな白い壁と古い木組み、
それと呼応するように在る
新たな建具と古い建具、
モダンな感じとなつかしさ、
それぞれの時代の要素が絡み合って、
この家の居間が構成されています。
先月は家の前に、
建築時の「お知らせ看板」を再利用して
柞の森音楽祭のポスターを貼りましたが、
今月は
第7回鎌倉路地フェスタのポスターを
貼っています。
皆さん、
手広の住宅地内でよければ、
貼りたいポスター等があれば
ぜひご利用ください(笑)
また今週末から
10日間にわたり行われる
鎌倉路地フェスタもよろしく!
きらくなたてものやと
柞の森合唱団も参加します。
子どもの頃、
新聞の中に折り込まれた
チラシを眺めるのが
割と好きだったのですが、
その中でも、
家具屋のチラシが
お気に入りの一つでした。
そういえば、
不動産屋のチラシも
空間の想像力がかき立てられて、
好きでしたね。
そう考えると、
今の仕事につながる伏線が
子どもの頃にあったのだと思います。
さて、
その家具屋のチラシを眺めていて
とくにワクワクしたのは、
ベッドと机と収納が
一つになった家具。
まるで部屋の中に、
基地ができる感じがして、
とてもうらやましく
思ったものです。
そして数十年経ち、
今私はまさにその「基地」を、
現在改修している
集合住宅の中に作っています。
段違いの机と棚の上にベッド。
限られた空間を
多機能に使うために
導かれた計画ですが、
現場でその骨格ができた今、
子どもの頃を思い出して、
無性にワクワクしています。
さらにこの家は、
「基地」のような仕掛けが
もう一つ。
それについては追々
紹介したいと思います。
もうそろそろ、
春の大型連休が見えてきました。
皆様はどのように
お過ごしになる予定でしょうか?
予定はまだこれから、という方、
連休中、きらくなたてものやでは、
以下の催しを開催する予定ですので、
伝統的な建築技術とその心を感じに、
ぜひご参加ご検討のほど、
よろしくお願いいたします。
1)第7回鎌倉路地フェスタ
きらくなたてものやは、
今年も鎌倉路地フェスタに出展します。
活動内容等の展示に加え、
今年は泥団子を作る
ワークショップを行う予定です。
日時:2012.04.29(日)〜2012.04.30(月) 10時〜17時
場所:ラスティック27 鎌倉ショールーム
参加費:1,000円/人(泥団子製作費) ※見学は無料
2)講演「伝統に学び風土が作る木の家」
ラスティック27鎌倉ショールームが
5周年を迎えるにあたっての特別企画!の一環で、
「伝統に学び風土が作る木の家」というお題で
お話させていただくことになりました。
日時:2012.05.03(木)13時〜15時
場所:ラスティック27 鎌倉ショールーム
定員:12名
参加費無料
詳細は、コチラ!
3)GWは竹小舞かき隊!
きらくなたてものやでは、
春の連休はここのところ
毎年のように、竹小舞かき隊!を開催。
昔々は、村じゅうの人たちが
「結」のしくみの中で、
賑やかに竹小舞をかいたと聞きます。
竹小舞の技術を知るとともに、
そんな現在版「結」の楽しさを体感しに
お越しいただければと思います。
場所も、湘南の海風薫る丘の上。
竹小舞の間からそよぐ風は、
きっと気持ちいいですよー。
なお、お手数ですが,
参加の旨を以下の宛先までご連絡ください。
tamotsu.hidaka@kirakunat.com
また現場等の都合で、
人数を調整させていただく場合があります。
恐れ入りますが、
その旨ご了承ください。
日時:2012.05.04(金・祝)〜05.05(土・祝) 9時〜日没
場所:二宮町山西
◎連絡事項
持物:作業できる服装、運動靴、タオル、軍手
荒天中止となる場合があります。
(当日7時までに作業実施を決定します。)
昼食は用意、またはごちそうします。
交通費を支給させていただきます。
(一律1,000円とさせていただきます。)
実は今日、町田の現場にて、
建主さんとその仲間たちと
大勢で泥を捏ねる予定でしたが、
冷たい雨の日だったため、延期。
建主さんの子どもが、
今日ちょうど誕生日だったので残念!
一緒に、「おめでとう泥ダイブ」
しようと思ったのに(笑)
ま、楽しみは後にとっておくということで、
来週土曜日に延期となりました。
そのかわり、といってはなんですが、
今日午後開催の木の建築学校に
出席することができました。
今日はシティ環境建築設計の
高橋昌巳さんによる素材の話。
私は高橋さんの仕事に憧れて、
この道に入ったようなものなので、
改めて今日お話が聞くことができて
よかったです。
鎌倉古民家改修の現場にて。
(ああもう現場ではない(3回目))
昨日のことになりますが、
暮らし始めて早六日目、
家の中の建具が入り始めました。
これで一歩、
生活らしい生活に
近づきました。
しばらく不便かけましたが、
お住まいになりながら、
空間の変化が
手に取るように分かるということで
お許しください(苦笑)。
アルミサッシの手前についた、
一世紀ほど前の民家でよく見るような
格子付きの網戸。
最近よく用いる方法ですが、
全て木建具にしなくとも、
それよりも低コストで
アルミサッシの存在が
ほとんど消えます。
夏場、引き違いの窓の両側を
開けられるという長所もあります。
南面の幅二間の大きな開口部には、
両脇に二連で引き込まれる
障子が入りました。
障子のよさを
活かす時は活かす、
しかしめいいっぱい、
光と風を感じたいときに
存在を消したい時は消す、
障子を使う時は、
そのように使えるように
なるべく引き込みで
納めるようにしています。
平屋の小田原お邸にて。
平屋のよさはいろいろありますが、
そのうちの一つは、
身近に小屋組みを
感じることができることです。
ここへ来るといつも、
いつの間にか小屋組みのある
上を向いて歩いている自分に
気がつきます。
今日は木組みの間から流れ込む
あたたかい春風が
とても心地よい日でした。