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2011年4月6日

鎌倉た邸110406

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸、
中塗りが着々と
進んでいます。

壁のキメが
細かくなるにつれ、
次第に空間の様子が
分かるようになってきます。

大工は引き続き、
造作工事中。

今日は居間の一角にある
カウンターを作っていました。

こうやって天板を
柱に入れ込めば、
多少なりとも
構造を固めてくれそうです。

2011年4月5日

横浜こ邸110405

カテゴリー: 横浜栄こ邸

ゴールに向けて、
厨房廻りの造作工事が
進んでいます。

ゴールに向けて、
着々と建具が
入り始めています。

建具職人の
道具箱に注目。

技があれば、
自分の使い勝手のいいように、
自分で作ることができます。

2011年4月4日

再度太鼓を選ぶ

カテゴリー: 鎌倉手広た邸

今日は休み、
といいながら、

箱根のあと
厚木の吉岡木材へ。

鎌倉手広た邸にて
小屋梁に引き続き、
居間にかかる太鼓梁を
選ぶためです。

太鼓梁は一本一本
表情が違いますからね、
ましてこれらは、
秦野で新月伐採した木を
原木から自分で買い取った木、

けっこう悩みます。

材木屋と大工と、
なんやかんや議論した末に
三本の木を選び、

一方子どもたちが
ブラブラと待っていたので、
今日はいつもよりさらりと
この場を後にしました。

たまにこうして
社会見学を強制される
子どもたちですが、
行く先行く先、
みんな覚えていてくれるので、
ま、たまにはいいじゃないですか。

再び森を冒険

カテゴリー: 今日のできごと

ここのところずっと、
土日祭日は仕事ばかりだったので、
今日はみんな休みにしました。

一方子どもたちは、
今日まで春休み。

とくに下の子の玄は、
明日からいよいよ中学生、
中学生になったら、
学校に部活に塾に、
色々と忙しくなる予定なので、

家族揃って遊びに行くことは、
もう滅多にないであろうということで、
子ども二人と私とで、
箱根に遊びに行ってきました。

あっ、嫁は明日入学式で
休暇を取っており、
二日連続で休めへん、
ということで
今日はやむなく仕事。

さて三人が向かった先は、
昨年秋にも訪れた
フォレストアドベンチャー箱根。

森の中を縦横無尽に遊ぶ
アスレチックです。

今日は平日なので、
人少ないだろうと思ったら、
昨年秋の祝日の日に来た時よりも、
数倍の人がいました。

なんでも一昨日、
TVに出たそうで、
昨日日曜日は
えらいことになっていたらしく、
今日もその影響で
人が多いらしいのです。

考えてみれば平日でも
子どもたちは春休みですしね。

ですので、
お母さん+子ども、
という組み合わせが
目立ちました。

一方箱根自体は、
快晴の桜の季節だというのに、
自粛ムードを受けてか、
恐らくこの時期にしては、
人出が少なかったのでは
ないでしょうか。

落ち着いて観光できたから
いいのですが、

もう私たちは、
えがおえがお、

前も書きましたが、
巡り巡って彼の地へえがおが届くように、
自分がえがおになることをすることも、
‘できること’の一つだと思うのです。

ということで再び
箱根の森の中で‘空中遊泳’を
楽しんできました。

ここは何度来ても楽しいし、
気持ちがいいです。

気持ちいいといえば、
ここの受付棟の前にあった
ハンモック。

ちょっとユラユラ
寝てみましたが、
やはりこれは
たまりませんね。

木組みが見えている我が家に
作っちゃおうかな。

2011年4月2日

葉山と邸カキシブ隊(第4回)

カテゴリー: 葉山と邸

今日は久しぶりに、
あたたかいお天気。

そんな絶好の日和のもと、
飯能でカキシブ隊。

日なたで作業していると、
汗ばむほどでした。

今日の参加者は、
建主さん2名、
いつもありがとうございます、
日野の‘い’さん、
きらくなたてものや3名、
といつもの顔ぶれ。

この顔ぶれだったら、
構造材柿渋塗装一式、
承ることができます。

木を見せて家を造る方、
色付けだけではなく、
防腐、防水、防カビ、防汚―
様々な効果があります、
どうぞお気軽に、
ご相談ください(笑)

半分冗談はさておき、
(半分本気?)
建前の日が決まり、
来週で作業を終える必要があるので、
今日は皆さんに頑張っていただき、
梁、火打梁、小屋束、柱と、
たくさん塗ることができました。

さあ、泣いても笑っても、
来週9日が、葉山と邸最後のカキシブ隊、
その翌週は、上棟です。

カキシブ隊をしていると、
大工ではない自分たちも、
何だか気分が高まってきます。

今日はいいお天気!
そのかわり花粉も、
ぶんぶん飛んでいましたが…

お陽さまに照らされ、
木も気持ちよさそうです。

こうして陽に当たると、
色づきも早いです。

今日お目見えした、
様々な継手・仕口。

勉強になります。

今日塗った小物たち。
主に小屋束です。

これが意外に大変…。

2011年4月1日

鎌倉た邸110401

カテゴリー: 鎌倉た邸

一昨日から左官屋が乗り込み、
中塗りを始めました。

まずは2階間仕切りの
木ずりの部分から、
塗り始めています。

外壁部分は、
銅の見切りが着々と入り、

それが終わった部分から、
下地のアラシ板が、
着々と打ち付けられています。

2011年3月31日

横浜こ邸110331

カテゴリー: 横浜栄こ邸

大地震、ガソリン不足、
計画停電、建築資材不足、

これらをかいくぐり、
2階の部屋は、
養生がほとんど剥がれ、
ほぼ完成を見ました。

震災の影響が
全くないわけでは
ありませんが、

日本中どこにでもある
身近な材料で作る
手仕事が基本の家は、
こういうとき、
一応何とかなります。

だからこそ、
先日書き留めたとおり、
木で作る復興住宅に
意義を感じるのです。

さて明日から4月!

あとは細々とした造作工事。

長かったこの仕事も、
かすかに終点が
見えてきました。

2011年3月30日

忘れじの蕾

カテゴリー: 今日のできごと

今日はあたたかかったですね。

庭先の
シジミバナとユキヤナギが
白く膨らみ始め、

自転車に乗ったら、
汗ばむほどでした。

そんな影響か、
今日も計画停電は中止。

このあたりは、
次第に日常に、
戻りつつあります。

春が来て花が咲き、
夜道は明るく、

これまで当たり前だった
様々なできごとの、
何とありがたいことか。

この気持ちを
忘れないでいようと
思います。

2011年3月29日

木の仮設住宅を作りたい

カテゴリー: 家づくりの理念

東日本を大きく揺らした
大地震から2週間以上が経ち、
復興に向けた芽が
出始めている今、
夢想していることがあります。

この先形になるかどうかは、
分かりませんが、
しかし考えを表に出さなければ、
形になることはありませんので、
この場に書き留めておきたいと思います。

それは「木の仮設住宅」。

深い付き合いのある大工が私に
仮設住宅の取り組みを
持ちかけてくれたのですが、

その瞬間、
これまで断片的に
夢想していたカケラたちが
頭の中でつながり始めました。

これから被災地に、
急いで大量に仮設住宅が
作り始められます。

今の状況を考えれば、
一刻も早く作る必要があるでしょう。

しかし一方で
鉄板とベニヤでできた
今の一般的な仮設住宅は
居住性の悪さが指摘されています。

住むのは2、3年でしょうが、
されど大事な2、3年。

そう考えた時に、
いつも私たちが使っている
木を使うことができないか、
と思うわけです。

どう作るか、
どんな形のものを作るか、
という技術的な話は
今ここでは置いておいて、
(ゆくゆくはしたいと思います)

今、山に木がたくさんあります。

間伐を待っている木が
たくさんあります。

日本全国、
そして被害が甚大な東北地方にも、
木はたくさんあります。

この際、
今多くは立ち行かなくなっている
日本の山を再生するためにも、
仮設住宅に日本の無垢の木を
とりわけ地元の木を
使うことはできないものでしょうか。

それによって様々な長所が、
思い浮かびます。

まずは居住性。

木は断熱性、調湿性といった
居住性に関わる機能面と
安らぎを与える意匠面を
持ち合わせた素材です。

木を活用することで、
少なくとも今の仮設住宅よりは、
居住性を高めることが
できるのではないかと思います。

次に再利用性。

木を使い、
手仕事で作る建物は、
昔の民家のように、
解体しても再利用できる
可能性を秘めています。

あまり考えたくはないですが、
次の災害の際の備えとして、
再び使うことができます。

仮に処分せざるを得ないとしても、
燃やせば暖を採ることができます。

次に環境負荷の低減。

生産に要するエネルギー、
あるいは廃棄の際に要するエネルギーは、
木は鉄やアルミなどに比べれば、
低い素材です。

そして木があり、
大工がいれば、
もうそこで形にできる。

エネルギーの問題に
直面している今こそ、
その点で優位な素材の利用を
進めていきたいものです。

費用や防火性の面など、
課題は多いといえますが、

同じような思いを持つ
木の建築人は多いようで、

実際同じような声を各方面で
聞き始めています。

思いを集結して、
何とか形にしていきたいですね。

実はこの話の続きとして、

以前この場でも書き留めた
里山の小さな家へと
つなげられないかと考えています。

イナカで
新規就農者を受け入れる住まいとして、

あるいはまちなかで、
おカネが少なくても実現できる
木の家として、

今こうして考えていることを応用し、
こちらもゆくゆくは、
ぜひ実現したい!
と思っています。

2011年3月28日

鎌倉た邸110328

カテゴリー: 鎌倉た邸

浴室廻りの納まりの
打ち合わせのため、

大工、水道屋、板金屋、
タイル屋、設計屋、

合計6人が約1坪の空間に
所狭しと集結!

水廻りは、
それだけ絡む人が
多いということですね。

浴室と便所の間仕切りの
曲線の壁の下地が
できていました。

木ずりは厚さ約7㎜と薄いので、
曲線を作る場合に重宝します。

漆喰を塗り込むのもいいですが、
ここから漏れる光も、
なかなか美しいです。

タイル屋さんが、
厨房のタイル貼り。

いつもタイル貼りは、
ダンゴ貼りですが、
今回はプラスターボードに、
エコボンドで貼り付ける方法です。