雲が攻めてきた
葉山の夕暮れの海の続編。
黒い色の雲が、海上を攻めてきた。
その迫力に、砂浜の上でのけぞりそうになった。
ところで、写真の不思議。
普通のデジカメで撮った写真だけど、水平線が凹に見えません?目の錯覚?
今日は寒かった。
天気も曇り。
夕暮れ時、遥か西に雲のすき間からかすかに夕暮れの光がこぼれていた。
曇りは曇りで、空は豊かな表情を見せてくれる。
海ではウィンドサーフィンを楽しむ人が1人2人。
ゆったりと帆が動いている。
この時期は、寒いかもしれないが、人が少ないので、かえって伸び伸びゆっくりと自分のペースで楽しむことができるんだろうな。
昨日、桶屋さんから風呂桶が届いた。
コウヤマキの風呂桶だ。
あたりに何ともいえない柔らかい香りが漂う。
しかし何しろでかい。
約1m×約75cm×約65cmある。
これを風呂場まで運ぶ必要がある。
曲がるところは3ヵ所。
しかも幅の余裕が3㎝というところを通していかなくてはならない。
たまたまガラス屋の須藤さんが居合わせていたので、藤間さん、小口さん、石山さんと私の5人で力を合わせてワッショイ!
…なんて景気のいいものではなく、とにかく慎重に運んだ。
運び終わると、あたりはもう暗かった。
運ぶのに、およそ1時間かかったようだ。
わずか5mほどの距離を運ぶのに。
運ぶ仕事は、何人いようとも、みんな一同に風呂桶に神経を集中させる。
たいへんな仕事だけど、そこに居合わせる人たちの連帯感を深める。