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2005年10月28日

素直にうれしい

カテゴリー: 目黒か邸

今日の夕方、K邸の現場にて。
通りすがりの自転車に乗ったおばさんに話しかけられた。
近くに住んでいる方で、この現場の前をよく通るらしい。

この現場の様子を毎日楽しみにしているんです。
とくに竹小舞の様子を孫に見せたかったわあ。
あそこに何が入るの?
焼杉すてきねえ。

などといったことを話してくれた。

お世辞かもしれないが、素直にうれしい。

家づくりは、そのまちにとって一つの「事件」。
どうせだったら、過程を楽しんでもらえるような事件がいい。

2005年10月27日

垂涎


来週の泥壁ワークショップの準備のため、山梨を訪問。
車を降りた瞬間、寒い。
気温10℃前後。東京と約10℃違う。
冬の到来が近づいていることを感じる。

さて目的を果たすため、泥壁作りに必要な資材、材料について現地で打ち合わせ。
そこで現地で稲藁を発見。
自分にとって今や大げさでなく‘お宝’にみえる。
以前も書いたが、予想以上に稲藁は入手困難。
なぜならば、農家の方々も稲藁を田畑に敷きこんだり家畜の飼料にしたりと、余すことなく使うことが多いからだ。

農家の方々は、資源の循環を当たり前のように行っている。
その中にそう易々と入り込んで大量に分けてもらうことは難しいし、それに無理を強いることになるかもしれない。
やはり時間をかけて、無理なくその循環のしくみの仲間に入ることが必要だ。
そうしたことも踏まえて自分の「数」の計画も決まってくる。
やはり一つ一つ大事に、という結論になる。

※ワークショップの概要は以下のとおりです。
http://www.npo-egao.net/b/information/20051015/info_0420051015.html

2005年10月26日

焼杉‘重層’曲

カテゴリー: 目黒か邸


このたてものの見せ場の一つ。
焼杉が折り重なる。

早く足場とれないかな。
11月2日に足場が外れる予定。

‘青年’になった土佐漆喰

カテゴリー: 目黒か邸


塗ってから数日経った土佐漆喰。
水気が抜けて堅くなってきた。
触るとカチカチする。

土佐漆喰は、しばらくこの色。淡黄色。
だんだん白を帯びてくる。

2005年10月25日

見納め2

カテゴリー: えこびれっじ


鶴川現地にて。
今週でこの光景も見納め。その2。

テープを巻いたシラカシは、伐採後現地で保存して、来年「第二の人生」を歩む予定。
さて何になるのかな?

竹も少しとっておく予定。

見納め1

カテゴリー: えこびれっじ


鶴川現地にて。
今週でこの光景も見納め。その1。

なお中央やや左よりのヤマザクラは、今の自分と同じ「ボウズ」にして、再び芽吹くことを期待。

壁兄弟

カテゴリー: 目黒か邸


木ずり部分の左官工事。
さて、どちらが「兄」でどちらが「弟」でしょう。

答えは、左が「兄」。
木ずりに、まず粘りのある土佐漆喰を下地に仕込む。
それが右の状態。
そのうえに中塗り土を塗る。
それが左の状態。
そしてさらに、仕上材を塗る。

木ずりが下地

カテゴリー: 目黒か邸


室内で面積が小さい壁等は、竹小舞ではなく、木ずりが下地となる。
これに直接、土をつける。

※写真は、10/15の写真

産まれたての土佐漆喰

カテゴリー: 目黒か邸


外壁に塗られたばかりの土佐漆喰。
乾いたところとそうではないところのまだらが幻影的な感じがする。
「漆喰」だけど、淡い黄色を帯びているのが土佐漆喰の特徴。
これが長い年月をかけてだんだんと白くなってくる。
土佐漆喰とは、塩焼の消石灰に発酵した藁スサを混ぜてしばらく寝かしたもの。
もともと粘りがあり、糊を必要としないこともあって、水に強く、耐久性がある。
さすが雨の多い「土佐」。

清々しさの理由

カテゴリー: ピスカリア


普通、現場はどうしても木屑などがはねて埃っぽくなるのだが、I邸の2階の空気はとても清々しい。
その理由は、この小屋の棟の部分にある。
将来ガラスが入る予定のところが換気口の替わりになっているからであろう。

大工の後藤さん、ロフトでよく寝泊りしているそうだけど、なるほど、とても気持ちよさそうだ。
将来、下で酒飲んでメシ食った後は、ここで寝よ。
いいっすか、Iさん。
ただし、酔っ払って足を踏み外さんようにせんとね。