素材あり木で重なる破風板
茅ヶ崎は邸にて。
この家は梁間方向4間、
軒も3尺以上出しているのですが、
そうすると破風板が
長くなりすぎて、
特別に用意しておかなければ、
一枚板で作ることは
どうしても難しくなります。
この場合、
複数枚の板を
継ぐしかないのですが、
普通に継いでは
面白くないので、
今回厚みも幅も、
板を継ぐ位置で
少しすぼませ、
板が重なって見えるように
してみました。
これも素材あり木、
によるデザインの一つです。
茅ヶ崎は邸にて。
この家は梁間方向4間、
軒も3尺以上出しているのですが、
そうすると破風板が
長くなりすぎて、
特別に用意しておかなければ、
一枚板で作ることは
どうしても難しくなります。
この場合、
複数枚の板を
継ぐしかないのですが、
普通に継いでは
面白くないので、
今回厚みも幅も、
板を継ぐ位置で
少しすぼませ、
板が重なって見えるように
してみました。
これも素材あり木、
によるデザインの一つです。
昨日今日と
茅ヶ崎は邸で建前を予定していたので、
大安吉日の今日、
夜に上棟祝いを行いました。
しかし昨日お伝えしたとおり、
昨日中に全て組み上がってしまったので、
昨日手伝っていただいた方々、
およびこれから関わる職人たちが
夕方から現場に集まり、
今日はお祝いのみ行いました。
こうしたかたちで
現場で上棟祝いを行うのは、
建主さんにご負担をかけることですし、
今や珍しいことになってしまった感が
あるようですが、
こうして心をこめて
上棟を祝っていただくことにより、
これから現場で作業を進める職人たちは、
建主さんの心意気をじかに感じ、
また建主さんと職人の距離が縮まる
契機の一つとなり、
やはりこうした場は、
大事にしていきたいと
思っています。
今日もたいへんすばらしい
おもてなしをいただきました。
とくに寒空の下でいただく豚汁は
あたたかさが身に沁み、
最高でした。
そして、
これからこの場所で始まる
物語にワクワクしつつ、
喜びいっぱいの気持ちで
自転車を漕ぎながら、
鎌倉までの家路につきました。
茅ヶ崎は邸は、
晴れた秋の空の下、
今日建前。
敷地にレッカー車を
寄せることができないため、
久しぶりの手おこしです。
大工たちの掛け声と
カケヤで叩く音だけが
あたりに響き渡り、
それが感動的ですら
ありました。
また手おこしなので、
作業日を二日間みていたのですが、
何と今日全て
組み上がってしまいました。
確かにたいへんな作業ですが、
レッカー車だと
それが一本一本運ぶ速さで
作業の速度が決まるところ、
手おこしだと
みんなが段取りを理解してさえすれば、
同時にいろいろなところで
仕事が進むので、
かえって速いかも、
とすら思いました。
構造材が比較的、
小ぶりだったということも
幸いしました。
毎回これでやろう、
なんて言うと、
仲間の大工たちに怒られそうですが、
何よりもこの
一致団結感のより高まる感じが
たまりません。
敷地や道路の狭い場所だったら、
ムリしてレッカー車を入れなくてもいいかも、
と思いました。
いずれにしても
今日集まってくださった職人の皆さん、
ありがとうございました!
明日は夕方、
上棟のお祝いの宴のみ
現場で行います。
建前の朝。
これらを素材に、
どんな物語が待っているのか、
ワクワクする時間です。
手おこしの様子。
重い六寸角の通し柱を
数人がかりで運んでいます。
手おこしの様子、その2。
材木を下から
バケツリレー方式で
運びました。
レッカー車のエンジン音がない分、
カケヤの音がきれいに
響き渡っていました。
お昼の休憩まで、
もうここまで達しました。
おやつの時間の様子。
この時点で
越屋根を残すのみと
なりました。