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2011年8月21日

視線が抜ける

カテゴリー: 鎌倉た邸

居間から北側の水廻りに
目を向けると、

ウッドデッキに抜ける
引き込みの吐き出し窓が
あります。

ここの窓は、
曇りガラスのスクリーンになったり、
網戸になったり、
風の通るスリット入りの雨戸になったり、
時と場合によって
使い分けることができるのですが、

いずれにしても、
視線が抜けるように
なっています。

普段居る場所から、
視線のずっと先で光を感じると、
空間に広がりがあるように
感じるので、

平面計画を考えるうえで
意識していることの一つです。

風も通りやすく
なりますしね。

2011年8月20日

真夏?のカキシブ隊開催(茅ヶ崎は邸1回目)

カテゴリー: 茅ヶ崎は邸

真夏のカキシブ隊!と名付けて、
今回の柿渋塗り作業の
参加者を募集しましたが、

常に太陽は
厚い雲に隠れ、
秋が来たと思うほど
涼しい日でした。

身体を動かすには
ちょうどよかったのですが、

いつ雨が降るかも
分からなかったので、
念のため
屋根の架かっている場所で
作業しました。

結果的に、
雨にも恵まれましたけどね。

そのため、
若干作業効率が
落ちてしまいましたが、
(室内で作業すると、
塗った材の置場に苦慮するのです)

しかし今日の参加者は、
建主さんご夫妻と
沖縄から帰省中の末娘さん、

たいへんありがたいことに、
現在進行中の葉山と邸
建主さんご夫妻、

いつも助かります、
日野の‘い’さん、

そしてきらくなたてものやから私、

人数は7名で
いつもどおりといった
感じでしたが、

熟練者が多かったので、

今日はノルマとして
長い長い垂木を塗ることができれば、
と思っていたのに対し、

土台・大引も半分以上、
手を付けることができました。

このペースで進めば、
あと3回の作業で
終わらせることができそうです!

計4回で約30坪の家を
塗ることができるなんて、
初期の頃に比べれば、
格段に作業の速度が上がりました。

しかし今日は、
きらくなたてものやからは
諸々の事情で私だけ。

これまでいつも他に2名いた
スタッフの存在の偉大さを
思い知りました(笑)

そういえば群馬藤岡で
昔ながらの達磨窯で燻し瓦を焼く
五十嵐さんのところに
今年から1年間の期間限定で
若い弟子が入りました。

その子は修行を終えたら、
自分の地元で達磨窯を興そうという
夢があるそうです。

これまで五十嵐さんは、
ずーっと一人で
全ての仕事をされていたので、
「助かりましたねー」と
声をかけると、

「いやあ、今は楽になったけど、
楽を覚えちゃうと、
また一人になる時がくるから、
そのときがコワいよ」
とおっしゃっておりました。

確かに私も数年前までは、
一人でしたからね、

今日はその言葉が、
身に沁みる日でした。

2011年8月19日

まきとひのきと桜貝

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸の
水廻り三点。

コウヤマキの風呂

ヒノキの建具が印象的な厨房

桜貝のような
モザイクタイルが貼られた洗面所

北側道路から見上げる

カテゴリー: 鎌倉た邸

建物北側の道路は、
銭洗弁財天に抜ける道で、

日中観光客で賑わいます。

その道に向かって、
縦長の開戸が並ぶ
建物妻面がせり出し、

その下には、
敷地なりに
斜めに横格子が突き出た
ウッドデッキが印象的な
外観となっています。

柱材の木格子

カテゴリー: 鎌倉た邸

構造かつ防犯機能を果たす
柱材による
玄関アプローチの格子。

奥行感も
作り出しています。

2011年8月17日

外廻りの工事が進む@鎌倉た邸110817

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸では、
先週後半から外廻りの工事が
動き始め、

今日、
門の廻りとウッドデッキが
ほぼできあがりました。

だんだん見え方が
締まってきます。

崖の上に立つ
ウッドデッキ。

浴室および洗面所の前は、
プライバシー確保のため、
背丈の高さほどの
木格子を取り付けました。

またこの中は、
サーフボードの砂落とし場にも
なります。

あとは照明器具を
付けて終わりです。

2011年8月12日

様々なリズムのある家

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸では、
様々な木組みのリズムを
作っています。

例えば1階の広間には、
3尺角の格天井風の木組みと、
1尺+2尺のリズムで並ぶ木組みが
続いています。

その他のリズムについては、
また後ほどこの場で
紹介していきたいと思います。

2011年8月11日

あともう一息!@鎌倉た邸110811

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸は完成に向けて、
あともう一息。

今はスタッフが掃除をして、
サワラの床に蜜蝋ワックスを
塗り進めているところです。

とくに完成見学会を
催しませんので、
この場で空間の様子を
楽しんでいただければと
思います。

ただし一部は、
ちょっとしたカフェとなります。

その折には
皆さんぜひ来てください。

どんなカフェになるかは、
お楽しみに!

2011年8月10日

丸い丸い極小空間

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸のお手洗いの一つは、

丸みを帯びた漆喰の壁と、
桜貝のようなタイルに囲まれて
丸い手洗器が置かれ、

ホワッとした
柔らかい雰囲気を
醸し出しています。

伝統工法の場合、
下地は竹や木ですが、

いやよくしなる
竹や木だからこその
(ここの場合は木)
曲線の壁です。