雨の祝日‘泥沼’にはまる2
泥をこねる人。
予め作った泥と稲藁を容器に入れて混ぜる、混ぜる、混ぜる。
混ぜ方は簡単。
容器に、泥をドサッと入れ、稲藁を多めにバサッと入れる。
そして長靴を履いて、容器の中に入って足でひたすら踏むだけ。
って楽しそうに見えるが、実際にやってみると…。
1時間もやると、ウェスト細くなりますよ、きっと。
実際、先日自分が2時間ばかり泥踏みをやった後、心なしかベルトがゆるくなっていたような気がする。
それだけ体力を使います。
泥をこねる人。
予め作った泥と稲藁を容器に入れて混ぜる、混ぜる、混ぜる。
混ぜ方は簡単。
容器に、泥をドサッと入れ、稲藁を多めにバサッと入れる。
そして長靴を履いて、容器の中に入って足でひたすら踏むだけ。
って楽しそうに見えるが、実際にやってみると…。
1時間もやると、ウェスト細くなりますよ、きっと。
実際、先日自分が2時間ばかり泥踏みをやった後、心なしかベルトがゆるくなっていたような気がする。
それだけ体力を使います。
藁を刻む人。
泥壁は、泥だけではない。
とにかくたくさんの稲藁を使う。
泥作りから数えると、一体どれだけの藁を使っただろうか。
塗る前に混ぜるために用意した藁も、今日だけで底が見え始めたので、夜に急きょ葉山から鶴川の石川さんのところに行き、藁を調達した。
しかし、今はたまたま石川さんからありがたく稲藁をいただいているが、今や都市部では稲藁はとても手に入りにくいものになってしまった。
今年の冬、時期が悪かったこともあるが、いろいろ手を尽くして、ようやく満足のいく量を集めることができたことを思い出す。
昔は周りに稲藁がたくさんあったから、たくさん使うことを前提にしていても何ら不都合はなかったのであろう。
昔は、暮らしとたてものづくりが、如何に密接な関係にあったか、そして一方、現代では暮らしとたてものづくりが、如何に疎遠な関係になってしまったか、自分たちが実際に手を動かすことでうかがうことができる。
葉山は桜花園。
ここには古材と古建具がたくさんある。
とくに建具の在庫が多く、見てるだけで時間が早く経つ。
かつての職人たちの美的感覚と細やかな仕事ぶりを見ることができる。
膨大な技術の倉庫。
その中でNさんは、長い欄間を気に入り、購入することにした。
この欄間を、住宅の設計の一部に取り込むことに。