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2007年11月23日

みそ作りを楽しむ


山梨の山奥、
廃校になった中学校の校舎で行われた、
みそ作りの催しに、
行ってきました。

標高1000m以上、
気温は4〜5℃といったところでしょうか、
とても寒い日でしたが、
約200人くらい集まり、
会場は熱気に包まれました。

そうした中、
初めてみそ作りを体験したのですが、
何だか大きな粘土をこねているみたいで、
周りには大ぜい人がいたのに、
つい夢中になって
言葉少なに作業してしまいました。
子どもたちにとっては完全に、
粘土遊びと化してましたね(笑)。

またこの作業は、
ともすると単調な作業、しかし、
こうして大ぜいで作業すると、
楽しいと思えるから、いいですね。
そして、
みそにたくさんの人の手が入り、
たくさんの人の想いが転写され、
事実こうして、
大ぜいでこねたほうが、
みそはおいしくなるそう。

一冬寝かし、
いただく季節が、
早くも待ち遠しいです。

帰り道の、中央道。
富士山をはじめ、
周りの山々が
夕陽に映され、
とてもきれいに見えました。

空気が澄み、
風景の美しい、
季節です。

2007年10月16日

土壁小屋はいま、


昨日訪れた山梨にて。

昨年の「山仕事塾」で建てた小屋が、
スタッフの手で野菜保管場になっていました。
木も土も、
実にいい感じに
色づいています。

周辺の土蔵などを見ても思いましたが、
このあたりの土は黄色いですね。

2007年10月15日

山の恵みをどう使おう


山梨と長野の県境のあたり、
40年前ほど植林された、
カラマツの木をどう使うか、
関係者一同で考えるために、
山の中を歩きました。

山はそこそこ手は入っているのですが、
伐って降ろしても
お金にならないので、
そのまま放置。

確かに建築に使うには、
細すぎます。

ただ木は、
別に建築だけではなくても、
生活の中の
いろいろな用途で使えます。

とくに燃料としては、
明日からでも、
使えそうです。

石油でもなく電気でもなく、
こうして身近な山で
燃料が調達できると、
生活の目が山まで及び、
山が‘ともだち’になったような、
気になりそうです。

山と人が健全な関係を結べば、
再び生えてくるもの、
というところも、うれしいですね。

山歩きで見つけたキノコ。
このキノコ、
とてもおいしいらしいです。
いつの間にか、
みんなでキノコ狩り大会に
なってました(笑)。

山の恵みは、
木だけではありません。

こうして食べ物もあるし、
何よりも、
空気がおいしい。

2007年9月18日

箱膳いろいろ

箱膳いろいろ、
取り揃えました。

桐の箱膳(板もの)
会津三島町産。
33,600円也(税込)。

桐の箱膳(框もの)
会津三島町産。
35,700円也(税込)。

栗の箱膳(框もの)
山梨産。
48,300円也(税込)。

胡桃の箱膳(板もの)
山梨産。
36,750円也(税込)。

それと、
ヒノキの間伐材で作った
箱膳キットがあります。
6,300円也(税込)。

これら全て、
今は銀座の「茶子溜り」というお店で、
見ることができます。

皆さん、箱膳のある生活、どうですか?

2007年9月5日

箱膳を堪能できる店


私がNPO活動として取り組んでいる箱膳、
それらを堪能できるお店が、
明日銀座にオープンします。

「茶子溜り」
中央区銀座6-8-3 地下1階

箱膳にて、
お蕎麦と和食を楽しむことができるお店です。

当方NPO発で、そこで展示している箱膳は、
・箱膳キット:山梨産
・胡桃の箱膳:山梨産
・栗の箱膳:山梨発
・桐の箱膳(板もの):会津産
・桐の箱膳(框もの):会津産
です。

買うこともできますよー。

和の食と空間、
そして箱膳を堪能しに、
ぜひ足をお運びください。

隠れ家的で、なかなかいいですよ。
地下で携帯もつながりませんし(笑)。

2007年8月19日

思う存分、四国を旅してきた


夏の盆休みを利用して、
四国の川を旅してきました。

また四国の川へ行ったついでに、
高松のうどんを食べ、
高知の食と酒を楽しみ、
内子のまちなみを歩き、
阿波、讃岐、土佐、伊予、
めいっぱい、四国を楽しんできました。

十分、明日への活力となりました。
さて、明日から仕事、仕事!

2007年7月22日

間伐材、デッキになる


水曜日に引き続き、
山梨にて自主施工指南第二弾。

今日は、
ウッドデッキの
木工事です。

木材はカラマツ。
先日の山仕事で搬出した、
山に放置されていた間伐材です。
これを製材して、
使うことにしました。

さて、作業の様子。

木工事にさきがけ、
木を焼きました。

カラマツは製材しただけの状態では、
無数の細かいトゲが手に刺さるのですが、
こうして焼くことで、
その危険性がなくなります。
しかも割とお手軽に、
とても格調高い意匠となり、
一石二鳥です。

そして木を加工。
基本的には、
ノコギリとビス打ちだけという、
比較的取り組みやすい作業。
順調に作業が進みます。
ただし、
下地の水平だけは
シンチョウにゲンミツに。

…と6人で楽しみながら
作業すること一日。
写真の通り、
4m×2.6mの黒いデッキが
無事できあがりました。

見捨てられかけていた木が、
自分たちのできる範囲での技術で、
こんなに立派になりよって…。

そもそも、
こうしてみんなで何かを作るって、
根源的に楽しいですね。

こうした間伐材の利用、
なんだかクセになりそうです。
また山へ、
タカラを探しに行こうかな。

2007年7月12日

田舎カフェ〜山・村・人を元気にするたてものづくり〜


本日、NPOえがおつなげて主催、
「田舎カフェvol.3〜山・村・人を元気にするたてものづくり〜」にて、
お話しする機会をいただきました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。

話がおしてしまい、
皆さん同士が交流する時間を
十分にとることができませんでしたが、
今後現場やワークショップにて交流しましょう、
ということで、ご勘弁ください。

また、開催にご尽力いただいたStさん、
おつかれさまでした。

2007年6月17日

きがきた


5月に行ったやましごとにて
山から運び出した木が、
製材されたのでみずがきランドまで運びました。

自分たちが手をかけた木が
こうして「材」として生まれ変わると、感慨もヒトシオ。

畑は基本的に一年単位、
誰が種を撒き、育てたか、
分かります。

しかし木は、
誰が植えたか、
だいぶ昔の話となるので、
分かりません。

そして、
いつ誰の手元にいくか知らず、
年輪の数ほど立ちつくしてきたわけで、
誰かの手元に届くまでに、
膨大な歳月の重なりが、
そこにはあります。

木の生きてきた場所を知り、
生まれ変わりに手をかけることとなると、
木がここで生き始めた遠い遠い昔のこと、
そしてこうして、
生まれ変わるまでの間の長い長い時間のことを、
考えてしまうのです。

しかしこうして間伐された木は、
だいたい私と同い歳だったりします。
ああ、感慨ブカイ。

2007年6月11日

ナマで伝えるということ


今日NHKの「おはよう日本」という番組に、NPOえがおつなげてでの活動の一環として取り組んでいる「箱膳」のことが取り上げられました。

この箱の中に、

調和のとれた食事
食育
森のこと木のこと
住まい方の文化

といった、
日本が昔から受け継がれてきた
よき部分の文化が詰まっているから、
この箱膳、
こうして広く伝わっていくといいですね。

ところで
この放送は、
生放送でした。

生放送がこんなにたいへんだったとは、
ビックリ!

映る時間が5分だというのに、
ナマだけに、
シナリオを綿密に練り、
話す内容も概ね決め、
そしてリハーサルを数回行い、
本番に臨むのです。

私は話すことがなかったので、
わりと気楽なもんでしたが、
話すことがあった人は、
たいへんそうでした。

いや話すことがないにしても、
以前同じ箱膳で、
編集されることを前提に
カメラが回ったことがありましたが、
そのときとは違う、
とても緊迫した雰囲気がそこにはありました。
前のときは「適当に話を進めて」(笑)、
と言われて、
ホントウに普段着な感じの場面を
映していただいておりましたが、
(それはそれで、あれだめ膨大な時間が必要だとは思いませんでした)
ナマだとやはり、
基本的には失敗は許されないですからね。

いずれにしても、
何かを伝えていくという仕事、
それが情報として、
多くの人たちの心に残るために、
想像以上にタイヘンですね。

余談
ちょっと鼻の調子が悪くて、鼻がズルズル。
いつクシャミがでそうになるか、心配で心配で。