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2008年5月24日

初夏の葉山へ

カテゴリー: 今日のできごと


昨日、
先月改修工事をご依頼いただいた建て主さんと、
その建て主さんをご紹介いただいた方とで、
お昼に葉山のピスカリアで食事をしました。

初夏の汗ばむ陽気、
まだ暑さに慣れない身体には、
さっぱりしたシチリア料理が、
よりいっそう美味しく感じます。

食事のあと、
森戸海岸に足を運びました。
昼下がりの陽が
水面をキラキラと照らしていました。

そこに居たのは
ほんのわずかの時間でしたが、
海のまぶしい光景が、
これまでの煮詰まった日々を
すべて水に流してくれたような気がしました。

2008年5月23日

フッカツ

カテゴリー: 今日のできごと

10日ほど前、
理由がよく分からないのですが、
あるCAD図面のデータが壊れてしまいました。

パソコンが固まって
今日一日の作業が振り出しに戻る、
ということはこれまでにもあったのですが、
データ自体が壊れて開けなくなった、
という事態は、これが初めてです。

というわけで、
約1ヵ月分の作業の蓄積が全て、
すっ飛んでしまい、
この10日間、
図面の描き直しに
追われることとなりました。

こういうときに限って
予定が詰まっていて、
物理的体力的には
たいへんな状況となりましたが、

しかし前向きに考えれば、
仕事に対する緊張感がいっそう高まり、
またデザインや納まりを
再度考える機会をいただくことになったわけで、
確かにもう一度図面を描く機会をいただいたことで、
よりよいものになったような気がします。

この場で日記が
なかなか更新できなかったのも、
これによるところが大きかったのですが、
図面のほうは元通りを通り越して、
コマを3つ4つ進めることができたので、
さかのぼってぼちぼちと
これまでのできごとを
綴っていきたいと思います。

2008年5月7日

再開

カテゴリー: 今日のできごと

家族と楽しく過ごした
大型連休が終わり、
今日から仕事再開。

しばらく自分の机から離れると、
いい意味で仕事に植え、
気持ちに張りがでます。

また今日から、
日常を楽しんで
いきたいと思います。

2008年5月5日

犬も仲間に巻き込む

カテゴリー: 今日のできごと


昨日試合観戦した帰り道、
試合に勝った
気分のよさも手伝って、
我が家のジェットくんに、
カープユニを購入。

彼にとっては
何のことやら分からないと思いますが、
カッコだけでもムリヤリ、
仲間に巻き込みました。

ところで彼は、
今日あたりで2歳になります。
晩ごはんをちょびっと、
サービスしてもらっていました。

2008年5月4日

念ずれば叶う

カテゴリー: 今日のできごと


およそ30年前から
広島カープを応援し始めて以来、
初めて広島市民球場で、
プロ野球の試合を観戦しました。

私が幼い頃から知っている
数々の劇的なドラマが、
目の前のグランドで
繰り広げられてきたのかと思うと、
不思議な気分です。

しかしこの球場の命は、
今年限り。

確かに初めて訪れてみて、
他の球場と比較すれば、
広さも設備も見劣りするし、
建物自体も老朽化しているので、
仕方ないといえば仕方ないのですが、

温かいファンと球団を包み込む
この温かみ溢れる球場が、
この世を去るのは寂しい限りです。

だからこそ今年は、
鎌倉から少々遠いですが、
絶対にこの球場を訪れようと思っていたら、

ありがたいことに、広島在住の、
友人の奥さんのMさんご家族の計らいで、
早速この時期に実現した次第です。

さて試合のほうは、
敗色濃厚の終盤、
「ま、今日は、
ここに来れただけでもよしとするか」
と思い始めた矢先、
まさかまさかの大逆転劇。
球場全体も大盛り上がり。

奇跡的な逆転劇はもちろん、
とてもうれしい結果に違いありませんが、
選手やファンたちの
決して夢をあきらめないという姿勢自体に
とても勇気付けられました。

こうして、
訪広のことも試合の結果も、
あきらめずに念じ続ければ、
いつか必ずいいことある、
ということを暗示しているような
一日でした。

追伸

生の野球観戦初体験の息子が
7回裏の攻撃前に飛ばす
ジェット風船に大うけ。
家に帰ってからも、
飛ばして喜んでおりました。

2008年5月1日

奈良へ行く

カテゴリー: 今日のできごと


連休を使って、
滋賀県にあるヨメの実家へ帰省。
その初日の今日、
子どもたちたっての希望で、
イトコたちを誘い、
おおぜいで奈良に行きました。

子どもたちの動機は、単純明快、
何でも最近、奈良を舞台にした
テレビ番組(ドラマ?)が放映され、
その影響らしいです。

奈良へ着くなり、
たくさんの鹿がお出迎え。
お目当ての一つだったようで、
子どもたちは、大喜び。

そして私は、
そんな子どもたちを横目に見つつ、
古都ならではの古い木造建築を堪能。

学生時代、京都に五年間居ましたが、
近いはずなのに奈良の建物を
見る機会がほとんどなかったので、
ちょうどよい機会でした。

ということで、
家族みんなが喜ぶ、
いい休日でした。

東大寺南大門の足元。
ほほう、こういう方法で、
意匠と柵という機能を兼ねて、
足元を固める方法があったのかと感心。

同じ東大寺南大門を見上げると、
十尺ほどあるでしょうか、
それほど大きく張り出した軒を
支える持ち送りが目に入ります。

ここは両脇に立つ
大迫力の仁王像が有名ですが、
よく見れば建物自身も、大迫力。

そう、今日一日、
私が奈良を歩いて感じたことは、
他の古都と比べて、
全体的に迫力があるなあ、
ということです。

今存在する建物を建てた時代は
鎌倉時代だったり江戸時代だったり、
奈良時代とは限らないかもしれませんが、
建築文化の源流は紛れもなく奈良時代、

その奈良時代という
中央集権のしくみの黎明期、
それが機能しすぎるほど機能し、
有り余るほどの権力と富が、
都に集中していたのかも
しれませんね。

2008年4月27日

集住行脚の日

カテゴリー: 今日のできごと

今日は所用で、
かつて作る過程を皆さんと共有した、
二つの集合住宅を訪れました。

こちらは日野にある
築8年経過の集合住宅の中庭。

敷地に植わる庭木と
居る間に出くわした
子どもたちの成長ぶりが、
8年の年月を
物語っておりました。

こちらは町田にある
築1年強の集合住宅の玄関。

いつ行っても、
大人も子どもも
どこかで誰かが集っていて、
とても楽しそうです。

そして1年経過し、
暮らしが土地に馴染んできたな、
という感じがしました。

2008年4月20日

奥常陸を各家キ停車

カテゴリー: 今日のできごと

伝統木構造の会の催しで、
茨城県大子町の大工衆に
お世話になりました。

そこでは大工の指導のもと、
仕口や継手を作る実習。

仕事に追われる日々を忘れて
一日作業にのめりこみ、
楽しいひとときを過ごすことが
できました。

手を動かして何かを作るって、
やはり楽しいです。

この機会を作ってくださった方々、
ありがとうございます。

さて、遠くに出かけると、
つい道中で出会った
古い建物に目がいきます。

そして気になるものを見つけては、
車を停め、写真を撮影。

何も風光明媚なところに
足を延ばさなくても、
私にとってこれが実に楽しくて、
ドライブする楽しみの一つなのですが、
おかげでちっとも前に進みません(笑)。

というわけで
本日カメラに納めた画像の
ほんの一部を紹介します。

市松模様の無双窓が
とてもおもしろいです。

道中、同じような意匠の建物を
幾つか見かけました。

板貼りの倉。
このあたりはどちらかというと、
板貼りの倉が多かったような。

日本全国、
倉は見ていて楽しいですね。
私はとくに、
倉の屋根の浮遊感が好きです。

板貼りの納屋。
棟木が特徴的。

同じ切妻の屋根でも、
色々な架け方があることに
気づきます。

ざっと三点
ご紹介しましたが、
全体的に板貼りが多いな、
その板貼りも、貼り方がいろいろあるなあ、
と感じたまちでした。

2008年4月19日

曇り空、島が近い

カテゴリー: 今日のできごと

今日仕事の都合で、
鎌高前から稲村ガ崎まで、
自転車で海辺の道を走りました。

雲が多く、
どんよりとした
空模様でしたが、
空気が乾いているのか、
江ノ島がくっきりと、
そして海の向こうに、
大島もはっきりと
見ることができました。

ちょっと不思議な
光景に思いました。

2008年4月18日

雨の日なので雨の道の話

カテゴリー: 今日のできごと


今日も雨でした。
最近、雨が多いですね。

雨といえばつい先日、
横浜市栄区の富士山公園にある古民家を
ちらりと立ち寄る機会があったのですが、

そこで竹でできた
軒樋を見つけました。

現代の家の大半が採用している
プラスティック製の雨樋に比べたら、
とてもいい感じですね。

富士山公園の中には、
よく手の入った竹林がありましたから、
おそらくそこで材を手に入れて、
作ったものなのでしょう。

一方で現代の家を見てみると、
雨の通り道のデザインが
費用的にも意識的にも、
軽んじられている傾向にありますが、

意外に目に付くものですから、
こうして竹を使うとまではいかないまでも、
素材も含めてしっかりと、
デザインしていきたいですね。

それと、古い建物を
「雨の道はどうなっているのかなあ」
という目で見てみるのも、
なかなか面白いです。

屋根が長くせり出している
お寺のお堂などを見ると、
けっこう大胆なこと、
やっていたりします。

ぜひ一度、そうした視点で、
古い建物を眺めてみてください。