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2006年1月18日

きむらさんのりんごはやはりうまい

カテゴリー: 今日のできごと


久しぶりに「きむらさんのりんご」を食べた。
「きむらさんのりんご」とは、無農薬そして無肥料で作った「奇跡のりんご」だ。理屈抜きにうまい!!

このりんごを食べる直前に、別のりんごも食べてみたので、違いがよく分かる。
最近のりんごはくどいほど甘いと感じることが多いけど、このりんごは甘さ、酸っぱさ、そして歯ごたえのバランスがとてもよい。
そして驚くことに、りんごはよく食べ跡がすぐ茶色になるけれども、このりんごはならない、もしくはなかなかならない。
りんごが野生化しているのだ。

お値段はお高いですが、皆さん是非ご賞味あれ。

※きむらさんのりんごの詳細は、以下をご覧ください。
http://www.h3.dion.ne.jp/~muhi/nouka-6kimura.htm

2006年1月17日

忘れじの0117

カテゴリー: 今日のできごと

11年前の5時46分。

当時私は京都で学生生活を送っていた。
その頃は卒業設計で大学の研究室に泊り込む日々。
その瞬間、大学の研究室のソファで仮眠をとり始めたところだった。
京都もかなり揺れた。
誰かが下から起こしたのかと思った。

そして時々訪れていたまちは…

たてものやとして、人として、あの日あの瞬間のことを忘れることはないであろう。

2006年1月15日

1週間ばかり観測した感想

カテゴリー: 今日のできごと


屋外と室内の温湿度を観測して、1週間以上が経った。

屋外は0〜5℃程度の寒い日が続いた。
そして湿度は30〜70%を行ったりきたり。

一方で室内は、1階2階とも、この時期の室温は朝起きると11〜12℃、暖房を入れると、17〜19℃の間に落ち着く。
10℃を下回ることはなく、また20℃を超えることもめったにない。
寒くなりすぎることもなければ、暖かくなりすぎることもない。
朝寒い時間に裸足で歩いても、極端に不快な感じはしない。(これは厚い無垢板の効果であろう。)

というわけで、気温の変動が緩やかといえる。
また気温を正確に計測することにより、18〜19℃前後が家の中で仕事や活動をするうえでちょうどよいのではないか、ということが分かってきた。
それでも少し寒いな、と思ったら、自分なりに調節する術も心得てきている。
一番効果があるのは、しばらく手足(どちらかだけでもOK)を40℃前後のお湯につけることかな。
(食器洗いがおススメ)

他の建物の中に行くと暖房で22〜25℃くらいになっていることが多いが、その室温だとかなり暑く感じ、頭がボーっとすらなることもある。
他の人はこれでちょうどよいと言うので、やはり慣れというものもあるのかもしれない。

一方で湿度はだいたい40%でほぼ一定。
50%以上にはめったにならない。
確かに、この家で結露は見たことがない。
これは間違いなく、土壁の調湿機能がいかんなく発揮されているのであろう。

2006年1月8日

一日遅れですが

カテゴリー: 今日のできごと


朝ごはんは、七草粥。
この青々しい味は、身体の中が洗われるようだ。

そして、子どもたちにとって初めての味。
二人の反応は対照的。
普段お粥好きのお姉さんは苦手だったようで、一方で普段お粥なんて食べない弟は「おいしい」といってバクバク食べていた。

2006年1月6日

今年はさぶいな〜

カテゴリー: 今日のできごと

朝起きてすぐに温湿度計を見る。
(日課になりつつある)

6:00現在で、
室内
・気温:12.1℃
・湿度:40%

屋外
・気温:0.9℃!
・湿度:40%

ニュースでも流れていますが、実際測ってみても今年は寒いです。

2006年1月4日

今年の目標

カテゴリー: 今日のできごと

以下7つ。

一 正月3日で徹底的に整理した作業場所の状態を持続させる

一 伝統構法による仕事の継続

一 民家園に行く

一 農耕作業を始めてみたい

一 週に三度は子どもたちと晩メシを食う

一 その日中に就寝

一 その日中にブログを書く

お〜、最後ギリギリセーフ!

古き良き構法を伝えていくために

カテゴリー: 今日のできごと


我が家の壁には、いわゆる「断熱材」はない。
そしてこれから設計する家にも、自分の住んでいる周辺の地方で仕事をいただくかぎりは、基本的には断熱材を入れるつもりはない。

そのかわり、壁は竹小舞(写真参照)を下地とする厚さ約7cmの土壁と通気層と表皮となる仕上げで、屋根は厚板と通気層と瓦で断熱性を確保する。
気密性は・・・、我が家の場合、基本的に外部は木製建具なので、なし!(笑)。

今まで、自分で住んできた感覚として、「夏は涼しいですよ」「冬は寒くないですよ」と言ってきたが、この家の作り方を伝え続けていくために、やはり科学的立証が必要だ。
今年から室内の1階と2階、そして屋外の温度、湿度を調査することにした。

自分でもその調査結果が楽しみだ。

ちなみに、本日21時現在の調査結果は以下のとおり。
なお、暖房は1階にあるガスストーブのみ。

屋外
気温:1.4℃
湿度:70%

室内(2階)
気温:18.8℃
湿度:45%

仕事をするうえでは、ちょうどいい感じ。

2006年1月1日

寒いけど温かい時間

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新年明けましておめでとうございます。

一昨日まで年を越す実感が全くなかったのだが、昨日大掃除をし、こうして新年を迎えると、不思議なもので新たな気持ちになるものだ。

さて今年の正月は、久しぶりにゆっくりと家族と過ごした。
おせち料理をにぎやかに食べ、昼間は家の中でかくれんぼ、夕方は近所の神社と寺に初詣。
神社では早々にお参りを済ませると、境内にあるイチョウの葉をかきわけ、銀杏拾いを始める。
子どもたちはイチョウの葉のじゅうたんの中で宝探しをするような気分だったようで、夢中でたくさん拾う。
結局約50ヶの収穫。
収穫物を全て自分の上着のポケットに詰め込んだので、ポケットの中に何ともいえない臭いが立ち込める。
しかも昨日の大掃除で柿渋を木建具に塗り、手にその残り香が染み付いていたので、相乗効果で手の臭いはすごいことに。
やはり銀杏と柿渋の香りは似ている。

というわけで、外はとても寒かったけど、子どもたちの元気に引きずられて、温かい正月であった。

2005年12月31日

今年一年

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もうすぐ今年が終わろうとしている。
仕事に恵まれ、本当に充実した一年だった。
そして、自分のめざしている夢を強く信じていれば叶うのだ、ということを実感した年だった。
今年はいい出会いに恵まれ、2軒の伝統構法による家づくりに携わることができた。
そしてエコヴィレッジという名のコーポラティブハウス。

空間・時間・人を紡ぐ仕事。

今年を礎に、今の仕事を着実に継続して行っていきたいと思う。

それでは来年も皆様よろしくお願いいたします。

2005年12月30日

授業料と思って

カテゴリー: 今日のできごと

今年もいろいろな社会事件が起きてしまった。
小学生の子どもを持つ身として、子どもにまつわる事件は気が気じゃなかったし、鉄道事故でも信じられない映像が目に焼き付いた。
そして後半には、建築業界を震撼させる事件が。

いずれも、「安全」に対する神話と信頼が覆された事件であった。
自分で我が身を守る必要性を痛感する一方で、世知辛い世の中にならなければいいが。

今年起きた事件の中で最も印象深いのは、やはり同じ世界に身を置く者として、耐震強度偽造の事件であろう。
周りからもいろいろ見解を聞かれるし、自分自身もいろいろ考えさせられた事件であった。
耐震強度偽造に該当するマンションを買ってしまった住民の人たちに対して、安易に住宅を取得した姿勢を問い、当初自己責任を問うべきと考えていたが、よくよく考えてみたら、マンション買うときに、周辺相場よりやすいとはいっても、まさか建てる側の人間が法律をかいくぐってまで著しく強度の弱い建物を建てるとは思わんよな。
しかもこれだけ世間で多くの人がこの事件のことを知り、賢くなって自己防衛策を講じることができるんだから、国民が‘授業料’として、全額とは言わないまでも、税金で救済してもいいんじゃないの?と思う。

これで気になるのは、建築行政のあり方だ。
その話についてはまたおいおい。