床の下地の手術
一花屋のお直しにて。
ぶかぶかになっていた
床の手術。
こうした古い家は、
床を開けるまで
どうなっているのか
不安なものですが、
多くの場合、
床板や土台が
ダメになるというよりは、
根太のほうですね。
今回も
そんな感じでした。
マツの床板は、
きれいに剥せれば、
再利用したいくらい。
忍びない気持ちもありつつ
下地から更新しました。
明日から早くも
壁の工事、竹小舞です。
鎌倉坂の下にある
一花屋お便所お直しプロジェクトが
始まります。
心地よい場所と
ほっこりする食事。
そのお直しに
関わることができるだけで
うれしいと思っていたところ、
実はこのたてものは、
祖父の兄が手がけた
ということが判明。
自分はこれまで
ほとんど「血」を意識したことは
なかったけど、
それが分かって急速に、
この道を選んだのは
必然だったのだな、
と思うようになりました。
それはさておき、
コロナでたいへんなご時世だけど、
コロナでこんな時だからこそ
手を付けられる仕事。
ぜひ末永く
心地よい場所と
ほっこりする食事が
続きますように。
皆さんご協力いただければ幸いです。
学童保育施設ふかふかにて。
今まで
デッキプレートむき出しだった
天井の一部に
断熱材を添えて
スギ板を張りました。
すぐ真上が
屋外ふきさらしの
バルコニーだったので、
その直下は
夏はさらに暑いし
冬はさらに寒い場所に。
それを改善するための
改修です。
ついでに照明器具も
すっきりと。
完成してから
半年に一度のペースで
何かしら付加していっていますが、
課題を見つけては
改善していく。
子どもだけではなく
たてものも育てていく。
たてものとの付き合い方は
それでいいのだと思います。
都内某所の
小さな小さな
古い集合住宅の一室の
改修工事が始まりました。
予算の都合もありますが
小さくてもできるだけ
きらくな哲学を
全うする所存です。
現在は、
室内の造作物を
全て撤去して
下地を作っているところです。
上里は邸の竣工写真シリーズ。
(畑拓さん撮影)
居間の一角にある
バイオエタノールを燃やす
ストーブ廻りの様子。
達磨窯で細長く焼かれた敷瓦が
にぎやかに並んでいます。
炎の当たり具合で
様々な表情をした敷瓦、
無機質の集合体のはずなのに
血の通った沢山の人の顔ぶれが
並んでいるように見えます。