夏の予定
上里は邸にて。
徐々に徐々に
骨組みの修繕が
進んでいます。
世間が夏休みの頃、
タケコマイカキ隊の予感。
今年の夏も、
タケコマイ三昧に
なりそうです。
今年2回
菅平で合宿する予定ですが、
帰りしな
ここで降ろしてもらおうかな(笑)。
昭和の香り高き住まいの和室を改造し、
防音室を作りました。
いつも使っている素材たちは、
いい塩梅に音を反射し、
いい塩梅に音を吸収するので、
いわゆる既製の「防音室」ほどの
防音性能とはならなくても、
居心地のよい部屋としつつ、
そこそこの性能を
確保できるのではないかと
思いながら作りました。
壁と天井は既存の壁の上に
フォレストボード(スギ皮の断熱材)を挟んて
柔らかなサワラの板貼、
床はレッスンに耐えるように
堅いナラの板貼、
そして課題は
もっとも音が漏れる開口部、
とはいえ外の光を
遮りたくなかったので、
既存の障子の
敷居鴨居を使って
真空ガラスを入れた木建具を
嵌め込みました。
すると音は、
外の壁から5m以上離れれば、
それほど気にならない程度となり、
また室内の様子も、
山小屋の音楽室ような
装いとなりました。
柳澤たてもの塾にて。
今年初の竹小舞。
今回は学生さんが中心、
やっぱり動きが
若々しいです。
今日一日の作業で
さっそく夜景が
いい感じになりました。
みんなで小一時間、
古民家の梁に映る影を
ほれぼれ眺めました。
名残惜しいですが、
明日はさっそく
土を塗り込む予定です。
一心不乱に
壁とき合う若者たち。
手の空いた人たちは、
竹割り作業。
「気持ちいい」という声が
聞こえてきました。
今日のお昼ごはん。
みんなで手を動かした成果。
しばらく撮影大会となりました。
武川の古民家にて。
一昨年末にできあがった
増築部分の外壁は、
ここ最近
きらくなたてものやで多い
柿渋コートを塗った杉板張り。
柿渋コートは外部用とはいえ、
徐々に退色していき、
またとくに塗膜が
あるわけではないので、
空気中の微かな塵や草木が触れると、
かすり傷のような跡ができたりします。
それはそれで、
自然な経年変化として
悪くないと思っていたのですが、
ここは色の退色はあるものの、
かすり傷のようなものが
ほとんどありません。
これは海の空気と
山の空気の違いなのでしょうか。
確かに海のまちは、
細かい砂粒の仕業だな、
と思うことがあります。
武川の古民家にて。
やはり海辺のまちより遅い春、
私たちのまちでは
ソメイヨシノが咲き誇る頃、
ここでは三本の梅が満開。
一昨年の春に作った
小屋の間に切り取られて
絵のように見えてきました。
ここは至るところ
日常の景色が
絵になる場所です。