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2008年4月18日

雨の日なので雨の道の話

カテゴリー: 今日のできごと


今日も雨でした。
最近、雨が多いですね。

雨といえばつい先日、
横浜市栄区の富士山公園にある古民家を
ちらりと立ち寄る機会があったのですが、

そこで竹でできた
軒樋を見つけました。

現代の家の大半が採用している
プラスティック製の雨樋に比べたら、
とてもいい感じですね。

富士山公園の中には、
よく手の入った竹林がありましたから、
おそらくそこで材を手に入れて、
作ったものなのでしょう。

一方で現代の家を見てみると、
雨の通り道のデザインが
費用的にも意識的にも、
軽んじられている傾向にありますが、

意外に目に付くものですから、
こうして竹を使うとまではいかないまでも、
素材も含めてしっかりと、
デザインしていきたいですね。

それと、古い建物を
「雨の道はどうなっているのかなあ」
という目で見てみるのも、
なかなか面白いです。

屋根が長くせり出している
お寺のお堂などを見ると、
けっこう大胆なこと、
やっていたりします。

ぜひ一度、そうした視点で、
古い建物を眺めてみてください。

2008年4月17日

建具で使う木を見立てる

カテゴリー: 鎌倉ほ邸


いつも木建具をお願いしている
杢正の新井さんと、
神奈川県産材を商う吉岡木材さんを訪れ、
外部の建具に使う木を見立てました。

今回この家は桧普請。
建具も基本的に桧です。

外部で使う建具については、
納める硝子や防犯のこともあるので、
厚さ4cmで設計しているのですが、
しかし建具屋と取引のある材木屋は、
その厚さに対応できる桧の取り扱いが、
たいへん少ないようなので、
今回は吉岡木材さんで、
見立てることにしました。

建具で使う木は、
できるだけ反ったり
曲がったりしないように、
木の‘トロ’のような部分を使います。
特殊な材といえますので、
通常建具屋さんは、
建具専門の材木屋の木を使うのですが、
普通建具で使う木は厚さ3cm、
しかも桧の4厚さcm以上の木となると、
なかなか在庫がなく、
あったとしても、お値段がたいへん
高いものになってしまっています。

そんなわけで、
いつも構造材などをお願いしている
吉岡木材さんにて
探すことにした次第です。

建具ができるのは、
秋深まった頃。
どんなふうになるのか、
楽しみです。

2008年4月16日

位置を出す

カテゴリー: 藤沢む邸


今日は遣り方。
敷地に正確に
位置を出す作業です。

敷地のほうは、
柱状地盤改良が
終わった後の状態。

縄文遺跡のようです。

2008年4月15日

所狭しと現場でネル

カテゴリー: 藤沢む邸


今回割りと、
敷地目一杯に
家を建てるのですが、

荒壁用の土はやはり、
現場で寝かしたほうが
作業が合理化できるということで、
現場で練ることにしました。

泥のプールは、
どんなにがんばっても、
奥行1m未満しかとれないのですが、

その代わり幅5m、そして、
高く積上げることにしました。

2008年4月14日

雨降って地固める

カテゴリー: 藤沢む邸


気がつけば、
4月ももう半ば。
桜も緑です。

今日は雨のち晴れ。
今年何度目でしょう。

春は三寒四温といいますが、
今年はちょっと、
寒も温も、
我が強すぎる感じがします。

さて今日は雨の中、
地盤改良の作業でした。

今日から現場は、
本格始動です。

およそ一年、
自転車で来るには程よい
距離にあるこの場所に
通い詰める日々が、
始まります。

2008年4月7日

模型の引力

カテゴリー: 今日のできごと


バイトのHさんが
建物の模型を作っていたら、
入学式のためいつもよりも
早く帰ってきた子どもたちは、
興味津々。

それどころか、
手伝い始めました。

これまでもそうでしたが、
うちの子に限らず、
子どもたちの模型に対する興味は、
並々ならぬものがあります。

ものづくりへの興味は、
その度合いはあるにせよ、
人間の本能なのかもしれません。

2008年4月5日

ワラ現場へ

カテゴリー: 鎌倉ほ邸


昨日土を現場に運び込み、
今日はワラが現場へ。

今日から
左官屋湯田さんの手で、
荒壁用の土作りです。

2008年4月4日

まずはヘイ

カテゴリー: 鎌倉ほ邸


工事に先立ち、ここ3日、
敷地北側の万代塀を撤去したうえ、
仮設の塀を建てるという
作業を行いました。

この作業の前に、
いろいろお隣の方々と
協議が必要でしたが、
かえってお近づきになれたようで、
よかったです。

既存の万代塀の様子。

撤去した後は、
仮設塀を設置。

吉岡木材さんから、
3mの間伐材を納めてもらい、
それを一定間隔に掘っ立て、
そこに仮設用のメッシュシートを貼って完成。

間伐材利用の
一つの方法ですね。

これらの一連の作業は、
植木屋のTさんたちにお願いしました。

重い丸太を抱えるTさん、
とても楽しそう、です。

カテゴリー: 今日のできごと

この場で
日記を開設以来、
これが千記事目。

開設以来ほぼ3年、
現場の日記だったり、
考えていることだったり、
何かをここに書くことが
日課となりました。

毎日書いているといいながら、
実を申し上げると、
小学生の夏休みの宿題のように、
数日分をまとめて書くということも
ままあるのですが(笑)、

そのときは、
忙しかったり、
酔いつぶれていたり、
どこかに出かけていたり、
ということなので、
どうかお許しください。

そんな感じで、
書いている日記ですが、

家づくりは物語のようなもの、
引き続き日々のことを
この場で記していきたいと思いますので、
今後もお付き合いのほど、
よろしくお願いいたします。

ところで今、
猫の額の庭先が、
春満開。

玄関を開けるのが、
楽しみです。

2008年4月3日

木の花で木の話、家の話

カテゴリー: 今日のできごと


今日、富士山の麓にある
木の花ファミリーにて、
森や木の話、
伝統構法の家の話を
させていただきました。

皆さま、
約1時間半にわたり、
ご静聴ありがとうございます。

伝統構法のお話の中では、
実際に木組みの模型を
組み上げてみましたが、
やはり子どもたちを中心に、
非常に興味を持って
見ていただけたようです。

やはり伝統構法の技術は、
楽しそうと思わせる何かが
あるようです。

こうした機会を
色々なところでいただき、
古の知恵と技術が
見直されるきっかけ作りになれば、
と思います。

それでは
今日お話をお聞きいただいた皆さま、
皆さんの身近な資源と皆さんの手で、
楽しく、心地よい村づくりが
できるといいですね。

これからが楽しみです。

追伸

いつもながらの
おいしいごはん、
ありがとうございます!